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今回は、2013年に公開された記事のアクセスランキングを発表します。

今年はソーシャルメディアでの爆発もあり、昨年にも増して多くの方にマミオンを知っていただくことができました。これからご紹介するトップ10+αの記事の中で、もし読み逃しているものがあれば、この年末年始にぜひチェックしてみてください!

(2012年のランキングはこちら ⇒ 2012年ブログ記事アクセスランキング

 

2013年公開記事アクセス数トップ10

1. 実例で納得!シニアが使えないサイトの例

ページビューでは2位に3倍以上の差をつけて、ぶっちぎりの1位がこちらの記事でした。はてなブックマーク数が800以上、Facebookいいねが1700以上、Twitterが600以上と、ソーシャルメディアで非常に多く紹介され、公開翌日に会社のサーバが落ちるほどのアクセスとなりました(今年2回目)。

内容は、まさしくマミオンの「真骨頂」。パソコン教室で生のユーザーを観察する機会があるからこそ書けるもので、ITの苦手なシニアの利用状況を感じていただける記事だったのではと思います。

 

2. アイトラッキングなら一目瞭然!新「はてなブックマーク」が何となく見づらい理由

2位には、1月に公開したアイトラッキングの記事が入りました。こちらも公開翌日にアクセスが集中し、ブログ運営を通して初めてサーバが落ちる事態となりました。

ちょうど「はてなブックマーク」のサイトがリニューアルされ、多くの方が違和感を持ったタイミングだったので、すかさずマミオンの保有するアイトラッカーで検証できたのが功を奏しました。

 

3. 大手からセルフ型まで!ネットリサーチ26個の料金一覧表を作ってみた

3位は、ネットリサーチの料金比較表の記事でした。マミオンでも定量調査を発注することがあるため、主に自分たちで使うために情報をまとめたものです。

こちらの記事は検索からの流入が非常に多く、主に業務で市場調査をされている方のお役に立っているのではと思います。

 

4. ジャパネットたかたに学ぶ「シニアに響く説明方法」

シニア層からの支持が高いテレビショッピング。よく観察してみると、「日常で困っていること⇒その解決方法→なぜそれがすごいのか⇒でも、○○なんでしょう?⇒いや、そうじゃないんです!⇒さらにおまけが!」という商品紹介の流れが確認できました。

内容は、昨年のランキングでアクセス数トップだった購買意欲を高めるキャンペーンサイトの黄金パターンとも近いものを感じますね。

 

5. キーワードは「モードレス」!Macの『メモ帳』がパソコン初心者に優しい5つの理由

こちらも検索での流入が多い記事です。おそらくMacのメモ帳の使い方を調べているうちに偶然読まれているのではと思われますが、モードレスな設計が初心者には嬉しいという意外と専門的なユーザビリティの内容です。

 

6. シニアにとってのハードルは、「入力フォーム」のもっと前にある!

ネットショッピングを「あきらめた理由」について60歳以上のネットユーザー100人にアンケートを行ったところ、トップ3は意外な結果となりました。

9月に行ったECサイトオーナー様向けのセミナーでも正解率の低かった問題ですので、ぜひ皆さんも予想をしながら読み進めてみてください。

 

7. ここに書いたらダメ、ゼッタイ!入力フォームの注意書きを確実に見てもらう方法とは?

多くのサイトで目にする「入力フォーム」についての記事です。過去のアイトラッキング分析の事例から、入力に際しての注意書きや入力例などの記述を、視線の通り道に配置することの大切さを説明しています。ほんの少しの改善で、劇的な効果が期待できますよ!

 

8. これだけは確認しておきたいサイトの老眼対策5つのポイント

今後、多くのサイトで利用者の高齢化がどんどんと進むことが予想されます。文字の大きさ、行間、コントラスト、図表の積極的活用など、皆さんのサイトでは「老眼対策」はお済みでしょうか?

ちなみに老眼対策を行うことは、iPad等のタブレット表示対策にもつながります。こちらの記事でご紹介した5つのポイントを、ぜひ確認してみてください。

 

9. iPadで初めてのアプリをインストールするのに1時間もかかった話

ちょうど先日、徳島県美波町で高齢者のiPad集団講習が行われ大失敗したという記事がありましたが、私たちの教室でも、Apple ID登録までの大変さは強く実感しています。こちらの記事のように、マンツーマンでやっても本当に1時間かかってしまうんですよね。

iPadはシニアにとてもフィットする端末なので、何とかこの使い出しのところをうまくサポートしてあげることで、もっと多くの方にインターネットの楽しさや便利さを実感してもらえるといいなと思います。

 

10. 『ルンバ』人気から考える、シニア向け商品企画のアプローチ

数ある家電の中でも、シニアからの支持がダントツに高いのが「ルンバ」なんです。

この記事ではシニア層へのアンケート調査結果に加え、マミオンで行った訪問インタビューの様子から、『シニア"向け"よりシニア"受け"』という視点の重要さを説明しています。

 

スタッフ森のおすすめ記事

シニア層を取りこぼさない!

シニア層を狙うのではなく、買いたい・使いたいシニア層を取りこぼさないことがこれからのシニアビジネスに求められます。

今どきのシニアは「年寄」ではなくて、「年を取った若者」。その意識を持ちながら、取りこぼしを防ぐ必要があります。子どもではなく、大人にもなっていない女子高生と同じ扱いイメージなのでしょうか。

自己評価の難しさ

”かんたん”の提供者とユーザーの温度差

「かんたん」という言葉が、シニアにとって「簡単じゃない!」と思われてしまう原因として、
 ・「かんたん」が虚偽表示
 ・自己評価の間違い(「簡単」のレベルに達していない)
 ・やりたいことが実は複雑(かんたんでできることが理解されていない)
事が挙げられます。

来年も双方が歩み寄れる「かんたん」を目指して邁進してまいります。
しかし、「かんたん」という言葉が、どんどん複雑化している気がしますね…。

 

スタッフ佐藤のおすすめ記事

それでも「グルイン」にコストをかけますか?1対1デプスインタビューのすすめ

私自身もたまに企業が主催するグループインタビューに参加することがあるのですが、毎回しゃべり足りなくて、不完全燃焼感を抱えながら帰ることが多いです…。その人のこだわりであったり新しいアイデアであったりと、いま企業が一番知っておかなければいけない深く突っ込んだ話を聞くためには、1対1の安心できる環境がどうしても必要になります。

過去にも、グループインタビューは何度か実施してきたという担当者の方から、1対1のインタビューだと得られるものが違って面白いねという感想をいただいたことがあります。1対1の調査は、モデレーションを担当する私自身も、毎回新しい発見があって楽しいですね。

 

パソコン教室の日常からユーザーを理解する

こちらはUX Advent Carendarへの寄稿記事でもあります。少し他の寄稿者の方々とは趣の違う内容になっていますが、ここに書かれているようなパソコン教室の現場を日々目にしていることこそが、私自身のユーザビリティコンサルティング業務の素晴しいベースとなってくれていると思います。

 

以上、今年のランキングはいかがでしたでしょうか?

来年も、皆さんのお役に立つブログ記事をお届けしていきたいと思います!お問合せから感想等をいただけると励みになりますので、ぜひ今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

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