シニア層を取りこぼさない!

シニア層を取りこぼさない

先日、高校生に年を聞かれた。
「35歳」と答えたら「えっ、意外とおばさんなんだ!」と素直に驚かれた。

確かに、若いころ、35歳は、「おばさん」だった。

しかし、中学校時代の同窓会に行けば
「お前、変わらないなあ」となる。

気分は、ちょっと年取った位で、大きく変わらない、と思っている。
少しオヤジギャグも多くなったが、心は若いままだ、と思っている。

オバサンなんかではない。
高校生におばさんと思われても怒りはしないが
自分ではあまり認めてない。

自分は年を取らない、という幻想

人は「自分が年を取ったことに気付かない」事が多い。
以下、マクロミル社のアンケート(外部リンク、別ウィンドウ)によると

自分たちの世代の呼ばれ方について尋ねたところ、女性、特に60代前半において「シニア」以外の呼び方(中高年・熟年等)のほうが相応しいと考えている。

70歳以上の女性においては、実年齢より10歳以上は若く見られたいと考える人が3割を超える。

となっている。
10歳以上若く見られたい、という言葉の裏には
「私は10歳以上若く見られると思う」という自信であり、
「少なくとも自分は若いままでいる」という幻想があるのだ。私に然り。

だが、自然の摂理である。人は年を取っている。

別に、年をとってもいいと思うのだが、
なぜか、「年を取らない」ことがいいことであるような風潮がある。

心が変わっていないような気がするので、
年を取っていないような気がするから、
人は、大きく年を取らないのだ。

狙うのはシニアマーケットではなく、「年を取った若者」

年は、急に取らない。そして、人は皆年を取っている。

年を取ると、何が変わるかというと、体の衰えが挙げられる。
老眼が始まり、昔のように機敏ではなくなり、新しいことを覚えるのが難しくなる。

その他、体験が溜まることで、経験に変わったり(豊かな経験)
体験のまま固定してしまって、「成功体験」から抜け出せなかったり
失敗体験から、失敗しそうなことを回避したりとか
「体験」したことの積み重ねが、人を変える。

だから、年を取っても人の性格ややっていることは
大して変わらない。(変えようと思わなければ。)
年を取ると、どんどん性格が煮詰められていくだけなのだ。

だから、「シニアマーケット」という漠然としたマーケットは、
はっきりとは存在していない。

確かに、老化を考慮しなくてはいけない部分も多いが
人間の嗜好は、若かりし頃と大きくは変わらない。

だからこそ、「年代商品」ではなくて、カテゴリ商品で
シニア層を取りこぼさないことを考えなくてはいけない。

自社の商品はシニア向けではないから、という考えでは、
心若いままのシニア層を取りこぼしている。

シニア向け製品ではなく、
心若いシニア層が、買いたいと思った時に
老化を配慮した製品や、ウェブサイトを提供する必要があると
最近つくづく思う。

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