デジカメを買うときに参考にするのは?というおしゃべりの中に挙がったのが1)息子・娘・孫2)スタッフ3)店員4)広告スタッフ(信頼する人)から薦められても(当然だが)ブランド想起ができない会社のデジカメは購入しないし、店頭で店員さんに「初心者にはこれがいい」といわれたら買ってしまう。先日、弊社のインストラクター研修会でデジカメを薦めるポイントについて話し合った。「N社は付属ソフトが使いづらく、あの質問を受けるのが一番難しい」「K社は大きさがシニアには適切ではない!構えるのが難しい」「K社はシニアにはいいんじゃない?」「R社は、先日のカスタマーサポートセンターの受け答えが良かったので安心して薦められる」「え?R社ってこの間まで使いづらいから薦めていなかったのに!(ごめんなさい)」たまに、ナレッジの交換をすると、みんなが普段思っていることがよくわかる。全ての人と対応しているわけではないので、それぞれのよさ・悪さと言うのは意見交換をしないと知識として身に付かないためだ。「○○さん、--社買ったんだって」「あ・・・あの人にはそれじゃないほうがよかった・・・」「××さん、---社のデジカメ買ったよ」「あー。、じゃぁこういう質問が来るだろうね、こう答えようね」デジカメ講習の場合、使い方だけでなく添付のソフトまでこちらは頭に入れておかなくてはいけない。その上、店頭では当たり前のように添付ソフトは「初心者でも簡単」とついてくるので「簡単じゃないじゃない!」と怒られるのは私たちだからだ。私たちはこのように来るだろう質問まですべて用意しておく。なぜって?思わぬ質問の対処法にもなるし、聞いたときに「そんなことも解らないの?」という顔を絶対にしてはいけないから。先に想定しておいて、聞かれても自然に答えるためだ。「お奨めのデジカメを聴かれたときは?」スタッフSから質問を受ける。「みんなはどう薦めてる?」と聞くといろいろ挙がります。各社さん、それぞれいいところがあって、さらに高齢者に向かないところもあって、その人の特性を見ながら薦めていく。シニア・シルバーの場合、目的があるからデジカメを購入すると言うよりは、デジカメがほしいのでそこに言い訳を作ると言うものがある。例えば、デジカメを買ったから旅行に行こう、デジカメを買ったから写真を持って町へ出よう、等。すると、目的を最初から指定できない。デジカメは可能性を広げるおもちゃであって、目的のために購入するものではない、というのが私たちの考えだ。ところで、先日Oさん(84歳)がデジカメを購入。ふたを開けるのが難しい機種だ。力のないOさんにとって操作が難しいだろうとおもいつつ。「なんでそれを購入したんですかぁ?」さりげなく聞くと「店員さんが『初心者に優しい』って言うから」みなさん「初心者に簡単、優しい」に弱い。うーん。簡単ってどういう意味なの?と店員さんに問い詰めたい。簡単の目線が違う。お客様の視点じゃない。たったの10分程度で解れと言うのは酷ですが、他にやりかたがあるはずだ。あたしが店員さんになりたい。ほんと。そうしたら困らせることなんてないのに。薦めるときのブランドイメージもある。若者は、機能を理解している。(人もいる)私がK社のデジカメを購入したときはいくつも条件を出し、その中から手ごろな値段のものを選択した。だからこそ、納得して購入したし、非常に可愛がっている。シニア層は納得して買ったわけじゃなく、あくまでも受動的に買っている人が多い。だからこそ、購入した後に「これどう?」と聞いてくるのだ。そこを納得させる、買った後に満足させて、他の人に薦められる、孫に送るアフターケアの広告も必要だ。そういえば、CMや電車の中吊り広告は見たことないな~と考えてみる。シニアは安心感を求めているから「CM=大きな会社=安心」といった図式が見えるのだろうか。「有名どころじゃないと買いたくない」という意見が出ることもある。有名な会社でも「そこっていいイメージだけど、デジカメもやっているの?」とか。そういうシニアの持つイメージのマッピングも必要だ。自分がどういうイメージで見られているのかはきちんとデータとしてもっていますか?アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年4月2日)

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