「シニア層」とひとくくりに言っても、男性と女性とでは考え方はもちろん、消費行動などにも大きな差があります。男女で、情報を得る方法はどういう風に変わっていくのでしょうか。下記のグラフは、「最近の流行情報はどうやって入手していますか?」(複数回答)という質問の答えを男女別にまとめたものです。全体にかなり男女差が目立ちます。特に差が顕著だったのは「インターネット」(男性72.7%、女性49.3%)、「娘から」(男性22.5%、女性45.2%)の二つでした。

(N=250 55歳以上の男女)男性の場合、気になった情報を探す時にはインターネットで、つまり、自分で探すことが多いようです。対して女性の場合、気になった情報は人から聞いてしまいます。「娘から」「店頭」「息子から」「配偶者から」「孫から」の項目は、おしなべて女性の方が多いことが上記グラフから分かります。つまりほとんどの女性は、それが娘にしろ息子にしろ、「人」を情報源として持っていることになりますね。そう考えてみると、女性の方が多くなっている項目は、受動的に情報を受け取れる項目ばかりのようです。テレビ、新聞についてはわずかな差はあるものの、男女ともに多くの人が利用しています。男性、女性のそれぞれが、情報を得てからそれを詳しく知るまでの道程がこのグラフから浮かび上がってきます。※当社では2007年10月、『シニア層のコミュニケーション・情報源と通信手段について』と題して、シニア層の情報感度や、通信手段の使い方等を様々な切り口からまとめた報告書を発表致しました。詳細はこちらをご覧ください。

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