個人のインターネット利用率の動向平成19年の通信利用動向調査によると、わが国のインターネット利用者は前年の8754万人から57万人増加して8811万人となった。以下のグラフは、50歳以上のインターネット利用率についてのものである。インターネットの利用格差を生む最も大きな要因は、年収や居住域ではなく、年齢であると考えてよいだろう。平成19年の動向調査では、64 歳以下の全ての階層で割合が上昇したが、一方で65 歳以上の高齢層では減少した。しかし、70代80代においては、数年前よりも1段階高い水準であることも間違いない。また、5~10年のうちに、「インターネットが使える世代」がシニア層に流れ込む。そうなるとインターネットに関して"アクティブ"なシニアが増える。今後は彼・彼女らにどのようなアプローチをかけていくかが鍵となるだろう。