例えば、私が松井秀喜を大好きだとしましょう。新宿の雑踏の中を歩いていて、他の人の言葉は耳に入らないのに、「松井秀喜」という名前だけは耳に直接入ってくる。気になる・興味のあることだけが目に付く。ウェブの世界でも同じ。トップページがどんなに美しくても、興味のあること以外は見えていない。そんなことは当然なのですが、興味のある文言を見つけてしまうと、そこから半径2センチくらいしか視線が動かない。そのため、大切な文言を見逃してしまう。そんなことが、多々ある。実際、シニアがウェブサイトを見ているのはこんな感じだ。「ためる!」「ふやす」これは興味ある!となると、横に書いてある文字だけが目に入る。他は「なーんとなく見て」「なーんとなく」いい感じね。としか思えない。これはどういうことだろうか。以下は新生銀行の例。他の文字が薄く、一番最初に目に入ったのは上の画像だった。ここで問題が発生する。「この絵の意味はなに?」「なにを言いたいの?」その為に、絵の周りしか見えなくなる。その差は歴然としている。三井住友銀行→トップページをから「手数料」の文字を見つけるまでに掛かった時間:12秒新生銀行→トップページから「手数料」の文字を見つけるまでに掛かった時間:35秒両社とも、トップページに書いてあるにもかかわらず、倍以上の時間が掛かっている。

(2004年12月14日)

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