ゲーム要素をシニアビジネスに取り入れる

GI-HORSEPARK JUDGMENTGI-HORSEPARK JUDGMENT / Dick Thomas Johnson

最近、ゲームを楽しむシニア層が増えてきた。
昔から麻雀などは人気があったが、最近モバゲーをしている人もいる。

シニア層はどのようにゲームを楽しんでいるのか。

観察&ヒアリングでシニア層がゲームを楽しむ要因を調べるとともに
リアルビジネスに活かせる要素を洗い出してみた。

ゲームにはまる要素

・ルールが明確
 ∟単純/覚えやすい/徐々にルールを覚える
・ゴールがある
 ∟「達成」を感じられる/達成イメージを持つことができる
・練習ステージがある
 ∟不慣れな人用の練習ステージがある
・少しずつステージがあがる[成長を感じられる]  ∟成長していることが実感できる。誰でもある程度までできるようになる
 ∟達成感を感じることができる
・失敗体験が積まれない
 ∟失敗が「成功への第一歩」になっている。失敗がネガティブにならない。

以上の特徴がシニア層をゲームに熱中させる鍵となっているようだ。

その他、大きな要素ではないが、
・(ゆるやかな)対戦・交戦
 ∟レベルが同じであること、焦らせないことが重要
・アイテムなどの収集・交換
 ∟これは成功体験の可視化、誰かと一緒にやっている楽しさにつながっている

もゲームにはまらせる要因となっている。

シニア層とゲーム要素

シニアの苦手なゲームの特徴として
・反射神経が必要なもの
・交流が画面上でリアルタイムなもの
・ルールが複雑なもの
が挙げられる。

反射神経が必要

画面が激しく動いたり、動きが早いものは
視力が衰えてきているシニア層にとって
「どこを見ていいのか」解らなくなる。

指先の衰えでマウスを自由に使うことが難しくなるため
動きが早いものについてはマウスポインタが追えないということもある。

交流が画面上でリアルタイム

マルチ作業に慣れていない/視野が狭くなるシニア層には
画面でなんらかの操作をしながら誰かと会話するのは難しい。

また、入力が決して早いわけではないので
考えたことをすぐに入力するということがなかなかできない。

ルールが複雑

新しいルールを覚えることはシニア層に混乱をきたす。
もし、新しいルールが必要なのであれば
練習ステージでしっかり練習できる場所が必要だ。

長続きの秘訣

徐々に難しくなると、ゲームから脱落していく人も増えていく。

そのような中で、共にプレイしている人がいることを感じさせることで
適度な競争意識と、一緒に楽しんでいる感覚(脱落しにくい)を持つことができる。

お互いに励ましあうことで脱落せずに少しずつ先に進むことができるのだ。

ゲーム要素をシニアビジネスに活かそう

以前、クラブツーリズムのケーススタディでも記したが
参考→ 【シニアビジネス事例】クラブツーリズム(新しいウィンドウが開きます)

例えば、日本の名山100、というツアーがあったとする。

「山に登ること」というシンプルなルールのもと、
「100」というゴールが明確にある。

初心者向けの山を徐々に登って行くうちに
少しずつ複雑なルールに慣れていく。
ツアーを通して友達ができると、お互い励ましあい
脱落を防ぐことができる。
致命的な失敗でない限り、
荷物が重かった・日焼け対策が甘かった等の小さな失敗は
次の成功につながるため、失敗体験が成功経験に結びつくようにできている。

このようにリアルビジネスにゲーム要素を活かすことで
シニア層向けビジネスが広がっていく。

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