初心者は「初心者」らしい行動をすることが多い。

それはウェブデザインに慣れた人や、システム関連の人には想像もつかないような世界である。私自身が以前システム会社に勤めていたこともあり、自分が現在のパソコン教室を開いたときにショックを受けたものだった。

どうしてこれができない?

よく生徒さんがおっしゃいます。「息子に聞くとね、「どうしてそんな簡単なこともできないんだよ!」って怒るの。怖いわよねー」実際私も自分の親に教えていて「どうしてこんなところで引っかかるのよ!」と思わずうめき声を上げてしまうことがあります。さすがに仕事上で「どうしてできないの!?」ってことは言いませんが、あの手この手で説明をして間違えられたときには「そう来たかぁ・・・」とうめいてしまうこともしばしば。その「そこでそう来るか!」の筆頭に来るのが「閉じる!」

慣れない操作を求められたとき、意味のわからない文章に出会ったとき、間違えたものをクリックしたとき、常にマウスのボタンは「閉じる」に向かう。当校に勤めるインストラクター全員に「初心者の特徴って何だろう」と聞くと一番最初に出てくるのが「閉じる」

怖いと思ったところには近づかない!それではどういうときに閉じるのでしょうか。まずは自分が予想しなかったことが出てきた場合。リンクしてあるところをクリックして、出てくるべきものが出てこなかった場合。一瞬ぎょっとした顔を見せて、そしてすごい勢いで閉じるボタンにマウスポインタが向かいます。それはまるで閉じるボタンにマウスポインタが吸い込まれるかのごとく。では、なぜ閉じてしまうのでしょうか閉じるボタンに飛んで行く原因になるのは「恐怖」の感情です。

常に自分の気持ちの中で「この操作はまちがっているのではないか」という感情にさいなまされています。そして「私は初心者だからできないのよね」実際、インターネットに関して「初心者」というのは多くありません。

一番多いのは「初心者気分の人たち。」自分は初心者であるという傘の中で、いつまでも「中級者」になれないという感覚が「私はできないから、インターネットはちょっとこわい」という感覚になってしまう。例えばびっくり箱などあけるとき、ものすごくドキドキしますよね。それと同じ。

何が出てくるかわからなくてそれでなくてもドキドキしているのに、そこで自分が思っていなかったものが出てきたら、箱閉じてしまいますよね。お客様はそうやって逃げて行くのです。何かが起きるなら先に切ってしまおう、これがインターネット初心者の考え方。ワンクリック先が競合他社という時代は終りました。敵は我にあり。

貴方のサイトの見た目が、内容が、文言がお客様にストレスを与えていませんか?

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