まとめ
商品の価格競争から抜け出すためには、商品の特徴を一発で伝えられる必要があります。
良い商品とコンテンツを持っていても、それがユーザーに伝わっていなければ意味がありません。
ユーザーの視線をチェックし、商品の特徴やキービジュアルがちゃんと見られたかどうか確認しましょう。
視線の特徴
下の図は「おとりよせスイーツ えんふぁん」さんのトップページ表示後5秒間のヒートマップです。
「えんふぁん」さんは、塩竈の塩を使った塩スイーツであることが他との差別化となる特徴です。
ページの中にはその説明が書かれていますが、ユーザーにはあまり伝わらず、商品の価値を写真でしか判断されていませんでした。
上のゲイズプロットからは、中央のフラッシュの画像で視線が停滞し、その後、下のほうに視線が及んでいない様子が見て取れます。
「えんふぁん」さんでは、商品の良さを説明するテキストコンテンツが非常に充実していますが、テスト後にユーザーさんに印象を伺ったところ、「何を売りにしているのかよくわからなかった」「塩釜の塩を使っていることは途中でわかったけど、購入にはもっと塩っぽさや品質のよさを感じさせてあと押しして欲しい」というコメントが寄せられました。
改善案
店舗運営者が思っているほど、お客様は商品の情報に精通していません。
初めてサイトを見たお客様に、「このサイトは他とちょっと違う」という印象を持ってもらうために、画像やテキスト画像を使って商品の特徴をトップページではっきり打ち出してください。
調査概要
調査対象URL | お取り寄せスイーツ 野菜ジェラート専門店えんふぁん。 |
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調査手法 | ・アイトラッキングによる視点追跡・ヒアリングによる意見聴取・ユーザー観察による問題点抽出 |
アイトラッキング動画
//youtu.be/QS9Vl0Vccww