先日、スタッフ内でこんな会話がありました。
M「『インターネットが趣味です!』っていうシニアを増やしたいよね!」
S「いいですね!…でも、インターネットって趣味になるんですか?」
M「うーん、映画鑑賞や読書は趣味だよね。」
S「テレビや新聞を見るのは、あんまり趣味とは言わないですね…。」
M「当たり前すぎるものは、趣味ではないのかな?」
どこまでいったら『趣味』なの?
ちなみにWikipediaによると、『趣味』の定義は以下のようになっています。
人間が自由時間(生理的必要時間と労働時間を除いた時間、余暇)に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。道楽ないしホビー。
この中で、「自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう」という部分がポイントですね。
ちなみに、私の生活を振り返ってみると…
通勤や仕事の合間にFacebookやTwitterを1日何度もチェックし、家に帰ってはくだらないまとめサイトやブログを読みあさり、週末には個人ブログを書いたり、ネットで買いたいものの下調べをしています。
「自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為」、そのままですね!
ということで、私の趣味は「インターネット」ということが晴れて証明されました。
少し前なら、「オタク」と言われそうな趣味ですが、今ではだいぶ市民権を得たのではないかと思います。
インターネット利用率にダマされない
総務省の昨年の通信利用動向調査によると、インターネット利用率は、60代前半で74%、60代後半で60%と、それなりの水準まで上がってきたように思います。
【参考記事】
・シニアのネットショッピングはキャズムを越えた!日米シニアのWebサービス利用率を調べてみた | マミオン有限会社
しかし、教室で「私、インターネット使ってますよ」という方によくよく聞いてみると、わからない言葉を検索したり、地図を見るのに使っているなど、必要があったときにだけ利用しているのが実態です。
これは、まだまだ『趣味』ではありませんよね…。
カッコいいシニアを増やしたい!
マミオンが実現したいことの一つが、「インターネットが趣味!」というカッコいいシニアを増やすこと。
趣味として自由時間に繰り返し使ってもらうためには、「中毒性のあるサービス」と、「身近にあってすぐにネットに接続できるデバイス」が必要です。
教室でFacebook講座やiPhone講座を開くことはもちろん、シニアの生活に合ったサービス開発のお手伝いをしたり、ユーザビリティ改善のためのテストを行っているのも、全て、そういった思いにつながった事業です。
それでも「インターネットは私には難しいわ…。」なんて、なかなか思うような反応を得られないこともありますが、ユーザーとサービスの"両側"から、これからも独自のアプローチを続けていきたいと思っています。
参考リンク