捉えにくいといわれているシニア市場。シニア層は何を情報源としているのでしょうか。
今回の調査ではシニア層の男女に情報源の差があることが判明しました。
また、実際に最近買った商品は、誰に相談して購入したのかについてもチェック。
リアルなシニア層の消費行動を垣間見ることが出来ます。
さらに、通信機器の利用実態についてもチェック。
どのように友人や家族とコミュニケーションをとりながら情報交換をしているかが明らかになりました。
今回はネットアンケートと紙媒体によるアンケートを利用。
しかし、数字だけではわからない生の声の部分にはヒアリングを利用し、より深みのある報告書に仕上げています。
シニア層の情報源は?
男女で、情報を得る方法はどういう風に差があるのでしょうか
下記のグラフは、「最近の流行情報はどうやって入手していますか?」(複数回答)という質問の答えを男女別にまとめたものです。全体にかなり男女差が目立ちます、特に差が顕著だったのは「インターネット」(男性72.7%、女性49.3%)、「娘から」(男性22.5%、女性45.2%)の二つでした。
実際の購入時の情報源[携帯電話]
携帯を買った時、あるいは機種変更をする際に、「この携帯にしよう」と決めた決め手は何だったのでしょうか。
上記に掲載しているグラフからも分かるように、シニア層の主な情報入手方法の一つとして「誰かに聞く」ということがあります。
そこで、 携帯電話のような重要なものを買うときには、きっと誰かの意見を参考にしているに違いないという仮説に基づいて「現在持っている携帯を購入する際に、誰に相談しましたか」という質問に答えて頂きました。
やはり男女ともに最も多いのは「自分で決めた」ですが、男性はほぼ7割の人が自分で決めているのに対し、女性は5割程度に留まっています。その分、娘、配偶者、息子等、誰かに聞く割合が多くなっています。
男女別連絡手段
「連絡を取るときにどのようなツールを利用しますか」(複数回答)という問いについて。
固定電話の使用比率は男女で大きくは変わらない一方で、性別による差が大きく出た連絡手段は携帯メール(男性21.3%、女性44.1%)であった。
「携帯メールは相手の時間を考えなくてもいいからちょこちょこ送れる」(58歳女性)、「友達と『今暇?』などのメール交換をしている」(64歳女性)というコメントから分かるように、女性は携帯メールを「コミュニケーションツール」と考えており、こまめにコミュニケーションを図る。一方男性は、用がなければ電話等を使って連絡を取ろうと思わない。
男女別:家族との連絡手段
「家族と携帯電話を使って連絡を取るときは、通話とメール、どちらを使うことが多いですか?」という問いに対し、男性は通話を、女性はメールを主に利用していることがわかった。(メールを主に利用:男性20.9%、女性60.0%)
男性は用件があるときにだけ連絡をする。一方で女性は、特別な用件がない時にでも連絡を取ろうとする傾向が強いため、「相手の時間を気にせず送れる」携帯メールを利用する頻度が高い。
調査詳細
調査期間
2007年8月20日~9月3日
調査方法
ネットアンケートによる調査(N=200)、紙媒体による調査(N=50) ヒアリング10名
商品詳細
商品名
シニア層のコミュニケーション・情報源と通信手段について
発刊日
2007年10月10日
判型・納品形態
印刷物・CD-ROM(PDF)、A4版40ページ
価格
4万円(税別)
個別報告会: 10万円(交通費別・レポート料金含む。1.5時間程度・税別)
目次
コミュニケーションツールの捉えかた
シニア層と情報源
シニア層と流行感度
シニア層の通信機器保有率
家族について
シニア層のパソコン使用状況
パソコン所有者について
シニア層とパソコン利用目的
流行情報の情報源・・・シニア層へのプロモーションへの参考に
パソコン・携帯購入時の参考情報・・・クチコミの起こし方の参考に
商品・タレント名想起テスト・・・シニア層向け商品のネーミングのヒントに
シニア層とコミュニケーションツール
連絡手段
携帯通話とメール比率
シニア層のマイブーム・・・シニア層の今を知る
ご希望の方は、お問い合わせより「シニア層のコミュニケーション・情報源と通信手段について」希望と書いてお知らせください。