1.文字の大きさも大切だけど、行間が大切。
最低でもフォントサイズ×1.5の行間が必要です。
文字の大きさは統一されていれば焦点が合いますので、読みづらいながらもそこまで小さくなければ読むことができますが、行間が狭いと読めなくなります。行間は1.6em以上に設定しましょう。
2.色は多く使いすぎない
あまり色をたくさん使うと、焦点が合いづらくなります。
沢山の色が使われると、焦点をすぐに合わせることができずにユーザーを疲れさせてしまいます。
老眼が始まった方は焦点を合わせるのが難しくなることを考え、目を疲れさせない作りにしましょう。
3.色差をしっかりつける
色の差をしっかりつけましょう。少ないと、見えづらくなり、見られなくなります。
白地に黄色で描かれた表示がぼけて見えたり、グレーに黒色だと、全体的に黒く見えてしまうことがあります。色差がはっきりしないと文字やモノとして認識されないことがありますので、しっかりと色差をつけましょう。
色差チェックにはカラー・コントラスト・アナライザー などを使うとよいでしょう。
4.端っこにごちゃごちゃおかない
加齢に従って周辺視野が狭くなります。
端っこに買物籠へのリンク等を置くと、見逃されやすくなります。
重要なボタンは画面の中央に配置するようにしましょう。
5.違うものは、違う写真で!
同じような写真が並ぶと判断がつかず、見逃されます。
その商品を表す解りやすい画像はとても必要ですが、同じような商品だからと同じ写真を載せると判断がつかず、そのまま見逃されます。
ユーザーが眠くてもすぐに理解できるような写真を利用するのがよいでしょう。
6.Flashなどの動きがある物は、動き過ぎないようにする
動体視力が落ちますので、動き過ぎないように
動体視力が落ちてくると、その動きに心を奪われて、そして、疲れてしまいます。
動き過ぎないように、動きがきちんと予測可能なものであるようにしましょう。
(たとえば、スライドの切り替わりが毎回違う、マウスを押したら思ったものと違う等ならないようにしましょう)
7.ルールを統一する
ページごとに雰囲気ががらりと変わったりしていませんか?
ページによってメニューの表示方法が違ったり、グローバルナビに変化があったりすると、同じものとして認識できず、疲れてしまいます。
8.ファーストビューに気を使う
ファーストビューでその先を見るかどうか決めます。
判断力が落ちてくるので、ファーストビューだけでそのサイトを見るかどうか、判断します。(若い方は比較的すぐにスクロールから入ります。)
多くのサイト運営者は、スクロール前提にサイトを構築しますが、スクロールをされない前提でサイトを構築して下さい。
9.関連する説明は近くに配置する
加齢により、集中力が減退してきます。
ですから、サイトの内容をしっかり覚えておくことはしません。
よくあるのが、ページ上部に商品説明があり、お客様の声が出てきた後に、商品の色についての説明などがあるパターン。多くの人は行ったり来たりとサイト閲覧を繰り返し、疲れ果ててしまいます。ですから、商品説明と色の部分などは、近くに置いておかないといけません。
10.関連性のある内容について、別ページを開かないようにする
周辺視野が狭くなるので、画面の周辺の集中力が、激減しています。
関連性のあるページが別ウィンドウで開くと、元のページに戻りたいが故に、軽い気持ちで閉じるボタンをクリックします。ところが、周辺部分に集中力はありませんので、多くの人が元になるページの閉じるボタンを押してしまいます。
自社サイトがユーザーを疲れさせていないかどうかをチェックするためにもユーザーテストをお薦めしています。
どうぞお試しください。