まとめ
どこでも買える商品を、わざわざここで購入したいと思わせるためには?
ターゲットを明確に設定し、それにふさわしい見せ方(デザインや写真素材)を考えてみましょう。
視線の特徴
ランディングページに表示される2つの商品は、価格帯が違い、各ページでさまざまな画像や表現を使って違いを理解してもらえるよう工夫されており、ユーザーも理解出来ています。
しかし、高価格帯の商品について、「あまり高級感が感じられない」という意見があがることがありました。
改善案
お味噌など、どこでも購入できる商材を販売するネットショップのターゲットを考えるとき、「なぜスーパーで購入できる商品をわざわざインターネットで購入しようとするのか」ということを意識しなければなりません。
お客様の中には、「毎日使うものだから安く済ませたい」という方と、「多少手間をかけてでも体に良いもの、ちょっと良いものが欲しい」という方がいます。
どちらをメインターゲットとすべきか、商材によって違いますが、今回の場合は後者を意識したサイト作りが妥当でしょう。むしろ「セレブ志向の主婦向け」と割り切った作りにすることで、訴求力も高まります。
また、今回の場合、肝心の料理の写真は2つの商品どちらも同じものを使っていますが、お味噌汁の表現一つとっても、器や具の見せ方をより工夫したり、料理の名称にひねりを加えてセレブ感を演出するなど、「多少送料がかかってもご近所スーパーよりここの商品が使いたい!」と感じてもらえるようになる工夫をしていきましょう。
調査概要
調査対象URL | 味噌・醤油の老舗・厳選素材専門店 山田屋 |
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目的 | ・ちょっと高級なお味噌を探す主婦の方に、どんなページがよいか確認したい |
調査手法 | ・アイトラッキングによる視点追跡・ヒアリングによる意見聴取・ユーザー観察による問題点抽出 |
タスク内容 | あなたは普段使いや贈り物として使えるお味噌をインターネットで購入しようと思い検索したところ、あるページにたどりつきました。 表示されるページから、お味噌を選んで購入してください。 |
アイトラッキング動画
//youtu.be/0dn2yEUpyaI