大学へのSPI対策講座も4年目になります。
2022年の大学のSPI対策の授業では、学生の学習支援Moodleに、LevelUP!(Plus)を導入することにしました。
(商品はこちらから:大学向けSPI対策システムトオルゾウ)

目的は、学生が学習を自走できるようにすること。

ゲーミフィケーションの仕掛けとして、昨年よりLevel up! プラグインを導入していました。

しかしながら、昨年までは無料版を利用していましたので、ログイン程度しかポイント付与ができませんでした。

それでも、目に見える形のポイントアップを喜ぶ学生が一定数いました。

本年はさらにパワーアップしていこうと有料版を導入することにしました!

プラグイン紹介

https://levelup.plus/

Level up!プラグインは、学生がMoodleで何かをするたびにポイントを付けられるように設定ができます。
無料版では、コース閲覧にポイントを付けられますが、Plusにすると、小テスト送信など細かく設定することができます。

設定について

設定について備忘録的に簡単にまとめておきます。

  • プラグインのインストール
  • ブロック追加で、LevelUP!を追加
  • 設定から設定:レベルタブで、Step数を決められる。後からの変更も可能。
  • ビジュアルでビジュアルを変更:ただし、これはデフォルトの方が学生には親切かもしれません。

ルールの設定

設定の肝は「ルール」です。

ルールは、Grades rulesEvents rulesにわかれます。

Grades rules

Grades rulesは、学生の成績に応じてポイントを付与します。

  • Specific grade item:特定の評定項目(点数がつくアクティビティ)を選択します。
  • Grade type:評定項目がつくアクティビティのうちいずれかを選択し、一気にポイントにするようです。選択すると、1つのアクティビティを選択する画面が表示されます。
    (ヘルプには右のように出ていました。This condition is met when the grade item is of the required type. When an activity type is selected, any grade originating from this activity type would match.)
  • Set of conditions:組み合わせですね。

Events rules

Events rulesは、イベントが起きると一律にポイントを付与します。
初期設定としてCRUDなどの設定がされていますが、よくわからないのと、心が乱れるので、最初にざっくり条件を削除しました。
そして条件をメモしておきます。(心が揺らがないためにもメモは大切)
また、事前に完了トラッキングがON担っている必要があります。こちらは初期状態でONになっています。

  • Specific event:学生のアクションに対してポイントを付与します。
  • Activity or resource:特定の完了項目(完了がつくモジュール:アクティビティ+リソース)を選択します。
  • Activity name:モジュールの名前を指定します。条件で指定できるようです。
    (This condition is met when the event occurs in an activity that is named as specified.)
  • Activity completion:アクティビティの完了(活動完了)でポイントを付与します。
  • Course completion:コース完了でポイントを付与します。
  • Event property:何やら難しそうです。今回はスルーします。パワーユーザー向け
    (This condition is for power users with a technical understanding of the events and their properties.)
  • Set of conditions:上記を組み合わせます

導入

以上で、何を選択すればいいのかわかったので、導入にはいります。
今回の当社のSPI対策講座のポイントを与えるアクティビティは以下の通りです。

  • コース閲覧(要はログインしてコースを見る。とにかくアクセスしてもらうこと重要)
  • 助けあい掲示板に書き込む(発言、助け合い、どちらも大切)
  • ページ閲覧(ページに解説を掲載している)
  • 問題閲覧(少なくとも問題見たことに対して前向きだと判断してポイントをあげたい)
  • 問題送信(各項目の問題を解いたという証拠)
  • まとめテスト(各単元のまとめテストまたは事前テスト) ネストでいずれかの活動完了を設定
  • コースまとめテスト(レベル別模擬試験と呼んでいる)
  • コース完了

以下は、まとめテスト(事前テスト、確認テスト)のいずれかが完了すれば100ポイントもらえる設定です。
これ以外はあまり難しい設定はしていません。
利用制限の設定と同じ感覚で設定できます。

まとめ

今、リングフィットをやっているのですが、レベルアップの楽しさを実感しています。
最初は、楽しさが分からず、1回目から2回目はだいぶ日が飽きましたが
あまりのおデブ化に恐れを抱き、決意し、再開してからは、レベルアップがなかなか楽しいです。
今年の目標に「リングフィットのlevel100目指す」と書いてあるくらいですから、意外と楽しんでいますね。

そして、この経験からも、アクティビティから離れないために、ログインの重要性が身に沁みます。
ログインにポイントを付与しようと考えたのは、とにかく1日1回でもいいからあけてもらいたいという意図です。

「もうやらない」という選択を取られないためにも、とにかく「ワクワクログイン」を心がけたいと思っています。

全体的にかなり甘めなポイント付与ですが、まあいいでしょう。

今年はこれに+バッジをちりばめて、とにかく学生に勉強の楽しさを伝え、
学生が自ら考え、学習を進められるようにしたいですね。

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