マミオン有限会社は、首都圏に住むお子さんを持つ40歳代の男女216名に、インターネットを通じて算数・数学についてアンケートを実施しました。
(2017年7月実施)

「数学が苦手で・・・」という方が”多くいらっしゃる”ように感じますが、実際は「数学が苦手」という大人がどのくらいいるのでしょうか。
また、いつから数学が苦手になったのでしょうか。

大人が振り返る「自分と数学」について、以下のような調査結果が出ました。
※グラフはクリックすると大きくなります。

大人の算数・数学好き・嫌いは男女差がくっきり

「好き」は男性が28%、女性が12.9%、「嫌い」は男性が22.7%、女性が39.4%

小学校からの学習段階と現在まで、5段階で数学・算数の好き嫌いを質問したところ、「現在算数・数学が好き」と回答したのは全体の20.5%「やや嫌い」「とても嫌い」と回答したのは31.1%であった。
男女別に見ると、男性は「大変好き」「やや好き」を合わせると28%に上ったが、女性は12.9%であった。男性で「やや嫌い」「大変嫌い」と回答したのは合わせて22.7%、一方で女性は39.4%であった。

数学が苦手になるきっかけは中学時代

以下のグラフは、過去を振り返り、その時代に算数・数学が好きであったか、嫌いであったかについて聞いたものである。
小学校では算数が好きと回答した男性は59.8%、女性は34.8%であった。一方、中学校で数学が嫌いになったと回答したのは男性39.4%、女性56.8%と、中学生になってから数学が嫌いと感じる人が増えている。

現在と小さい頃で、数学の好き嫌いの相関を取ったところ、中学校時代と高校時代の数学へのポイントで強い相関(0.7)が見られた。
数学が苦手になるきっかけは中学校時代にあり、嫌い意識を植え付けられるのが高校であるといえる。

自分たちの過去を振り返ると、わが子を数学「得意」に育てたい場合は中学時代の数学教育が肝になる。

男性は2次関数から苦手に、女性はすべての単元において苦手が得意を上回る

以下のグラフは、各単元において得意・苦手の5段階評価をしてもらった。
設問には単元の解説を併記し、単元の名前がわからなくても内容がわかるようにした。

「とても得意」「やや得意」の割合から「苦手」「とても苦手」の割合の差を求めたところ、男性は文章題から1次関数まで得意な人が苦手な人を上回っていた一方、女性は、すべての単元において苦手が得意を上回り、苦手意識を強く持っていることがわかる。

方程式については比較的得意な人が多く、全体の35.2%が「とても得意」「やや得意」と回答した。「損益算(原価・定価・割引など)」については、男性の37.9%、女性の23.5%が得意・やや得意と回答する一方で、苦手と回答した人は男性が20.5%、女性が39.4%であった。

方程式については「ルール」を覚えれば解けるため、当社の運営する大人向け数学教室でも忘れていない人は多い。
しかし、方程式を活用した文章題になると、文章を数式で整理することが必要になるため、一気に苦手意識が高まるようだ。

子どもの算数・数学力を伸ばすためには家庭での学習も必要とされる。机に向かった学習だけではなく、買い物など日々の生活から算数・数学を学ぶことは多い。
しかし、損益算など生活に直接つながる問題に対して親の苦手意識が高いと言うことを鑑みると、日々の生活の「生きた」算数・数学の学習につながりにくいといえる。

大人になれば、算数の捉え方が変わる

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子どもに、「算数・数学は社会で役立つ」ことをご家庭でも伝えられるようになる「大人のための算数・数学 実用講座」や、小学校の算数やり直し講座など、大人が算数・数学を好きになるきっかけをご用意しています。
大人になると、子ども時代よりも経験を積んでいる分、経験に沿って数学を理解できるようになり、多くの方に数学を好きになったと仰っていただけます。

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アンケート実施期間 2017年7月31日~8月4日
実施機関;ファストアスク
男性132名、女性132名
首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)にお住いのお子様をお持ちの40代男女

この結果をご利用になりたい場合には引用元と、大人塾へのリンクをお願いいたします。
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