2014年3月5日(月)、人間中心設計推進機構(HCD-Net)主催のセミナーにて、佐藤がシニアのWeb利用実態に関する講演を行いました。
HCD-Netサロン42 「シニアのためのHCDとは?」(HCD-Net)
情報化と高齢化が進む社会での、HCDやUXデザインの可能性を議論するために、「シニアのためのHCDとは?」をテーマにしました。
筑波大学にて、研究プロジェクト「みんなの使いやすさラボ」を主催される等、ご活躍されている原田悦子氏とマミオン有限会社にて、シニアマーケティングやUX・ユーザビリティ調査に携わっておられる佐藤純氏とをゲストにお招きし、ご参加の皆様といっしょに議論します。
出所:HCD-Net
今回の講演のアジェンダはこちらです。
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1. シニア対応の重要性
2. シニア層のネット利用状況
3. シニア層にもやさしいサイトにするには?
4. シニア層が新しい技術を使う際のハードル
5. まとめ
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まず前半では、シニアマーケットに関する定量的な調査データを紹介し、特にサービス業や流通/小売業は、軸足を着々とシニア中心に移し、結果を出しているという現状をお伝えしました。
後半では、特にシニアのWeb利用実態について、マミオンで行っているヒアリング調査やユーザーテスト、および普段のパソコン教室の様子などの定性的な視点を交えてお話しをさせてただきました。
セミナーの最後には、下の写真のように、ご一緒させていただいた筑波大学の原田先生とディスカッションの時間も設けていただきました。
今回の2つの講演内容は、佐藤が「現場寄り」「Web中心」だったのに対し、原田先生のお話の内容は「アカデミック」「プロダクト中心」であり、シニアと技術の関わり方について異なった視点から議論できる機会になったのではと思います。
またどちらの講演においても、「高齢者の特徴を3-4層に分けて」表現していたり、「技術の習得に際してのコミュニティの影響力」に注目していたりという共通点が見られ、今後の活動のヒントを多くいただくことができました。
マミオンでは、御社の状況に合わせたシニアマーケティングやユーザビリティに関するセミナー、講演、勉強会等の開催を承っております。
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