先日可愛いアクセサリーが教室内にあった。
それを見つけて、70歳代女子が

「かーわーいーいー!!!!(うっとり)」

と、思い切り女子のような声を出した。

私も、IKKOさんの真似でしかやったことが無いような
女子力が高い声だ。

別の日、スタッフのお子さんの話になった。
お子さん(5歳女児)にたまたま持っていた
可愛いグッズをプレゼントしたら
「「お姫様みたい(うっとり)」ってなったの~!」と言っていた。

その「お姫様みたい」は、
先日のシニアの「かわいい~(うっとり)」と
共通しているのではないかと、ふと思った。

「かわいい!!」と叫んだシニア女子の目が、
本当に、子どものようなきらきらした目だったからだ。

さらに別の日に、田村セツコ展に行った。

妙齢のご婦人が、かわいらしい歓声を上げている。
「かわいぃー(はぁと)」
「懐かしい~(きらきら)」
「これ、集めたわぁ(ぴかぴか)」

その()内の効果音に、女子力低めの私は、完全に圧倒された。
すごいい、パワーである。

シニア女性は、女子である。

シニア層は「成熟した」「大人の」市場と言われがちであるが
私は最近、実は全く正反対だと思っている。

ただ、年を取った、女子の市場なのである。
だから、子どもが楽しいことは大人も楽しい。
子どものころに楽しかった思い出は、
大人になっても、楽しい。

弊社内でシニアから歓声が上がる話は
まるで女子高生のような買い物ツアーだったり
女子力高めのグッズ作成だったり
盛り上がるのは、女子大生のような食べ歩きの話だったり
好きな芸能人だったり、ショッピングの話しだったり。

とにかく、女子なのである。

シニア女性は大人ではない、ただの「女子」。

先日、かわいい商品を作る講座をリリースして
目がハートになった(シニア)女子たちが
「かわいいからこれ友だちにあげるっ♪」みたいなことを
仰っている姿を見ると、

若いシニアが多いんじゃなくて
人間は、ずっと、子ども心が残っていて
長い年月を経て、それは丁寧に角質によって隠されたけども
実は、隠れているだけで捨てていないんじゃないかと思う。

シニア女性の爆発的な消費を呼ぶためには、
かわいいとか、楽しい(ハート)のような
年はとったが、心は女子学生をターゲットにするのが
いいのではないだろうかと最近思っている。

女子高生時代に好きだったことは、今でも楽しい。
流行についていくのは難しいけれども
その根底の「楽しい・嬉しい」は変わることがないのだと思う。

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