日本と世界の高齢者比較 家庭生活の状況 その2
この記事は、日本と世界の高齢者について、それぞれの家庭生活の状況についての調査結果をまとめたものである。データは平成22年 第7回 高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果のものを使用している。

■別居している子供との接触頻度

別居しているこどもとの接触については、「ほとんど毎日」と回答した割合がアメリカでもっとも高かった。
日本では「週に1回」や「月に1~2回」が多く、別居している子供とはそれほど多く会えているわけではない。
 

■子供や孫との付き合い方

どの国でも、「いつも一緒に生活できるのが良い」と「時々あって食事や会話するのが良い」が合わせて80%前後であった。その中で「いつも一緒に生活できるのがよい」と回答した割合は国によって差があり、日本では33.1%と最も高く、スウェーデンは3.7%と低い値となった。
 

■心の支えとなっている人

どの国でも共通しているの点は、配偶者あるいはパートナーが心の支えとなっていると回答した割合は、男性の方が女性よりも多いということである。そして逆に子供が心の支えとなると回答した割合は女性の方が男性よりも多い。これは男性の方が寿命が短く、残された女性が子どもなどを支えとする他なくなる、ということが影響しているのだろう。

■データソース
平成22年 第7回 高齢者の生活と意識に関する国際比較調査結果
調査対象者:日本、アメリカ、韓国、ドイツ、スウェーデンの5か国の60歳以上の男女個人(施設入居者を除く)

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