シニア層でよく使われる決済手段は?
今回はシニア層がインターネットで商品を購入する際にどのような決済手段を用いているのかについてデータをまとめた。
以下のグラフは、15歳以上のパソコン又は携帯電話(PHS・PDAを含む)からのインターネットでの購入経験者又は金融取引経験者を対象にした調査結果である。

まず30~40代で「クレジットカード」の利用率が最も高く、60%に達している。その下に「商品引換時の代金引換」が40%台で位置しており、さらに「銀行・郵便局の窓口・ATMでの支払い」と「コンビニ決済」が30%前後の割合で続く。「インターネットバンキング・モバイルバンキング」による決済は16~17%と低めであり、また「通信料金・プロバイダ利用料金への上乗せ」といった方法はほとんどとられていないようだ。

しかしながら年齢が上昇するにつれてクレジットカードによる決済の利用率は低下していく。その一方で代金引換、銀行・郵便局での支払い、コンビニ決済と言った支払い手段は利用率の変化が微増あるいは微減となっており、相対的に人気が上昇した形になっている。シニア層では"自分でお金を扱う決済法"がより好まれていると言えそうだ。これに関しては、一般的にシニア層では在宅時間が長いことも無関係ではないだろう。

男女別の比較
男女別のグラフでは次のようになる。

女性の無回答率がシニア層で(特に80代で)大きく上昇しており、男女間の正確な比較は難しい。しかしながら、男女ともにシニア層でクレジットカードの使用率が減少し、代金引換や銀行・コンビニでの支払いが人気を高めていく傾向は同じであるようだ。

データ出典
通信利用動向調査

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