シニアは複数のウィンドウの概念を理解しにくい。別ウィンドウが開くと、スクロールバーの操作と元の画面に戻るための操作において支障が出る。

シニアは「このウィンドウのボタンはコレ」という認識をせず、「ディスプレイの右上にあるボタン」と捉えていることがある。「画面の右上のボタンは閉じるボタン、左上のボタンは戻るボタン」としか認識していない場合、たくさんのウィンドウが表示されていると目的のウィンドウではないブラウザのボタンを押してしまい、ブラウザを閉じたり、別のページに切り替わってしまう。

スクロールバーも同様で、画面に2つのスクロールバーが表示されていても、ウィンドウが重なって開いているということがシニアには解りにくいため、元のウィンドウのスクロールバーを操作してしまい、新しく開いたウィンドウが見えなくなってしまう。また、ウィンドウを閉じれば元のウィンドウに戻れるということが解らず、戻るボタンを操作しようとする。新しいウィンドウの戻るボタンは当然操作できないため、混乱する。

複数のウィンドウを思い通りに操作できないシニアには、ページが別ウィンドウで開くことは操作の障害になる。できる限り同一ページで開くようにすることが望ましい。

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