最近ニューシニア、ということをよく耳にします。
大体50歳から65歳くらいを指しているようです。

団塊世代を中心とした「新しいスタイルのシニア」ということなのですが、シニア、という言葉の概念がおかしいですよね。
もともとは「年長者」という意味ですが、それってあまりにも「若者」サイドな味方だと思う。わたしたちが小さいころに「最近の若者はわからない」と言われ続けたことを、いまここに来て「シニア」という名前で反駁しているようにしか思えない。

電通の熟年調査などによると自分の年齢は実年齢より10歳くらい若いと回答しています。しかし。彼女・彼らが考える10年前の55歳って、どうだろう?
自分が10歳だったころ、20歳ってもっと大人だと思っていませんでしたか?
わたしは、少なくともそう思っていた。

現在50歳の人たちが40歳だったころ、つまり、10年前1993年とはってJリーグができた年だったり、マディソン郡の橋がはやった年だった。その10年後、自分たちが同じ年になった。昔とは違う。自分は、どこまで成長したんだろう?歳を取ったんだろう?

今の50歳代はバブルを経験した世代です。

実際、50歳代の方のお金の使い方って素敵です。使うところは使う!締めるところは締める!必要のないものは買わないけど、必要のあるものはお金をつぎ込む!

今、介護市場がシニアターゲットとして注目されています。(やや古いですが)
しかし、自分の未来が介護でいいと思いますか?自分が介護されたいと思いますか?
パソカレッジは、そんな未来を嘱望していない。

そう思うと「調査データ」なんてまったく当てにならないことがわかりませんか?
調査を少しかじっていた人間として、調査の分析、設問の設計なんて簡単にいじれるんです。
生の声だけが必要とは言いません。それはものすごく混乱させることになるから。
だからといって生の声も無視できませんね。

2月14日の日経流通新聞には消費の冷え込む20代若者と対照的にいわゆるニューシニア層が消費額が多いというのが掲載されていました。

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