最近、元気なニューシニアという言葉をよく聞きますが、ニューシニア層、いわゆる45歳から60歳くらいまでの、自分たちが数十年後、(もしくは数年後)に迎える姿がものすごく元気であるというのはとてもうれしいことです。
本日の日経流通新聞(3面)にも「海外旅行者数に占める比率が年々高まる50歳以上の中高年世代」というくだりがあるくらい、元気なニューシニア層は元気です。(まぁ、当たり前ともいえますが、元気でないニューシニア層は元気でない。(笑)
彼らは、バブルを謳歌しています。
知人のお母さんに言わせると「20代後半って一番かわいそうよね。バブルの楽しさも知らないで後始末しかしていないんだもの」
使うところは使う、締めるところは締める!それが新人類シニアのお金の使い方。
うちの生徒さんもまだキータッチしかできないのに30万円以上するTVチューナー付のパソコンをぽんっと買ってきたり(本当に彼らの行動力は脱帽です)、「どうせやるなら高いほうがいいわよね!」と、とにかく元気!
趣味や色々なことにとにかくお金をつぎ込む!
じゃぁ、うちもシニア層をターゲットにして。。
という企業の皆さん、なんだか悲しくなりますね。
そういう方たちが色々な調査結果を見て「きっとシニア層はコレが好きなんだ」と考えもしないで決め付けて、提供しているものを、好むと思いますか?
電通の熟年調査などによると自分の年齢は実年齢より10歳くらい若いと回答しています。しかし。彼女・彼らが考える10年前の55歳って、どうだろう?
自分が10歳だったころ、20歳ってもっと大人だと思っていませんでしたか?
わたしは、少なくともそう思っていた。
現在50歳の人たちが40歳だったころ、つまり、10年前1993年とはってJリーグができた年だったり、マディソン郡の橋がはやった年だった。
その10年後、自分たちが同じ年になった。昔とは違う。自分は、どこまで成長したんだろう?歳を取ったんだろう?
「自分が年よりも若い」と感じる裏に時代の流れもあるのです。
その中でその調査の一部を鵜呑みにしてマーケティング展開をしていくのは非常に危険です。
また、典型的な「シニア層」に対する考え方もダメ。
自分とシニアを別物だと思っていませんか?
現在のシニア、わたしたちは先輩と呼んでいるのですが、彼ら、彼女たちはわたしたちの数年、数十年後の世代です。
気付いたら歳を取っていて、気付いたら「シニア層」(多分、わたしたちのころは超新シニア層なんて呼ばれるんでしょうね。ああ、なんてセンスのない言葉だろう!45歳、50歳くらいでいわれたくないですけどね。この言葉を作った人はそれなりにセンスないですよね。)と呼ばれているんです。
そこに「年齢」という厳格な一本の区切りのみを軸として持っているとなーんも見えませんよ。
どんな軸が正しいかは、どの商材を扱うか、その商材をどのように捉えているかでも大分違ってきます。
他人の作った軸ではなくて、自分の作った軸で物事を切ってみてください。
そのために、もっと自分の未来のことを考えてください。
買えるなら、買いたいサイトたくさんあります。
買えないサイト、使いにくいサイトを世の中に放り込んでおいて
「最近の消費は冷え込んでいて・・・」なーんていっている勘違い君が
少しでも減りますように。
他人だから、使えるだろう(きっと使えるに違いない、いや、使えるはずだ)と推測だけで運営するようなサイトがこれ以上増えないことを祈っています。
ということでまた今度★
現在はしゃべる感覚でコレを書いていますので、多少文章の変なところは目をつぶってください。ネタが多すぎてこまるのです。
だって、いまだって生徒さん(32歳、男性)に「某Sミュージックのサイトって使いづらいってみんな言ってますよ。S社に失望しましたよ。なんでこの歌手がこの会社と契約しているのか信じられませんよね」と、(正直言って初心者の人が)そういっているんですから、顧客に対して企業は「でてけー!」と叫んでいるように聞こえるんですよね。
某S社さんも、システム会社変えたほうがいいんじゃないですか?
これもいずれメルマガのネタにしようっと♪生徒さんに「これ、ネタにしていいですか?」というと、喜んで愚痴を言ってくれますから♪
(2003年2月20日)