"定年退職をして時間とお金に余裕ができたシニア層"というフレーズは
2007年問題が騒がれはじめた頃から、現在でもよく聞きます。

日々シニアに触れている実感としては
「いやいやいやいや、締めるところは締めてますよ」というところ。

現役時代は毎年お給料が上がる、仕事をすれば収入が増える。
ですが、年金を中心に生活している方の場合、毎月入ってくる金額が増えることは
基本的にありません。

・貯蓄をできるだけ減らしたくない
・年金など入ってくるお金でやりくりをしたい

このような思いはシニアも強く持っています。
ただし、要所要所では貯蓄からがつんとだせるお金は持っています。

そして時間だけはたっぷりある。

こういった現状を踏まえると、シニア向けサービスは
ざっくり3パターンにわかれるようです。
・高額で上質なサービス提供
・ポイント優遇サービスや無料サービスを使った囲い込み
・定年退職後のシニアに向けた『居場所』『役割』の提供

今週はちょうど3パターンに合致するサービスがリリース・紹介されています。

最近のシニア関連ニュース

シニア向け優遇サービス提供

60歳以上はDVD無料貸し出し TSUTAYA、シニアにアピール
@MSN産経ニュース 2012/3/17

「DVDレンタル料無料」はCCCでは初の試みで、業界でも珍しい。CCCの増田宗昭社長兼CEO(最高経営責任者)は「仕事をリタイアして時間とお金に余裕のできたシニア層は、その使い方をまだよく知らない。その一例として、特に男性シニアに、名作映画を見る機会としてほしい」と話している。

小売り大手、中高年優遇 ポイント5倍・カードで割引
@日本経済新聞 2012/3/20

大手小売業が自社カードを使って中高年客の優遇サービスを始める。ダイエーは年金支給日に合わせて、60歳以上の顧客に買い物ポイントを通常の5倍付与。イオンも65歳以上のカード利用客へ割引サービスを始めた。高齢化が進むなか、中高年層への手厚いサービスで囲い込みを競う。

定年退職者向けサービス提供

団塊世代と孫世代の交流に新たな市場機会!電通が「育G(イクジー)プロジェクト」を発足
@MAMApicks 2012/3/19

同プロジェクトは、団塊世代の定年後の社会参画に注目し、とりわけ高度成長期で仕事に追われ、子育てに参加することが難しかった祖父世代が、孫や地域の子どもと接することで子育ての素晴らしさに気付き、育児に携わることなどに期待を寄せている。

ファミレス、朝食を充実 定年後の「居場所」へ… シニア層取り込み
@SankeiBiz 2012/3/19

出勤前のサラリーマンやOLだけでなく、退職した60代以降のシニア層に「居場所」を提供し、常連客になってもらう狙いもある。

高額旅行サービス提供

国内5日間ペア100万円 旅行業界がシニア世代に照準、高額ツアー充実
@SankeiBiz 2012/3/15

団塊の世代が定年を迎え、自由な時間を生かそうと旅行に繰り出す動きが出ており、今後ニーズを満たす旅行ツアーの開発競争が激しくなりそうだ。

その他シニア市場

トップカルチャー、埼玉に大型書店=70万冊、団塊世代に照準
@時事ドットコム 2012/3/20

趣味の本や児童書、医学や理工などの専門書も含め70万冊以上をそろえ、団塊世代を中心に集客を目指す。

顧客支持率ランキング【6】衣料品専門店 中高年の「ヒートテック」マニアが支えるユニクロ人気
@PRESIDENT Online 2012/3/14

「かつての郊外型店中心のころは若者向けカジュアルというイメージが強かった。しかし、品質向上とともに、都心での出店がブランドイメージを高め、40代以上の中高年層からの支持につながっているのではないか。実際に自分の周りにも、ユニクロを愛用している年配の人間が何人もいる」と国友氏は指摘する。

カゴメ、シニア向け野菜と果実のゼリー飲料「野菜生活100 朝ジュレ」150gを発売
@日経プレスリリース 2012/3/19

シルバー川柳傑作選 「アーンして」むかしラブラブいま介護
@excite ニュース 2012/3/22

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