インターネットでの商品・サービスの購入
前回はインターネットで利用されるサービスについて紹介した。今回はその中でも、商品やサービス購入・取引について注目してみたい。
まず下のグラフは過去1年間のインターネットでの商品・サービスの割合である。調査対象者は過去1年間にインターネットを利用して物品やサービスの購入を経験したことがある、または金融取引を経験したことがある者である。

男性のPCで最も購入率が高かったのは項目は
□金融取引
□旅行関係
ついで
□趣味関連品・雑貨
□書籍・CD・DVD・BD
となった。

女性のPCから最も購入率が高かったのは
□旅行関係
□食料・飲料
□金融取引
□チケット・クーポン等購入
となった。

シニアでもインターネットでの金融取引が多いのは着目すべきだろう。

また携帯からの購入率が最も高かったのは、男女ともにデジタルコンテンツであり、
PCからの購入率を大きく上回っている点に目を引かれる。
若年層同様に、デジタルコンテンツはシニアでもモバイル環境でよく楽しまれているのだ。

携帯とPCであまり購入率に差が無い項目は
□衣料品・アクセサリー類
□飲料・食料
□趣味関連品・雑貨(女性)
□金融取引(女性)
であった。

インターネットでの商品・サービスの購入金額
次のグラフは、男女、PC・携帯別に過去1年のサービスの購入金額を示したものである。

男性の方が基本的に購入金額は高い傾向がみられる。その反面、女性の購入金額は1万円未満に集中している。
またPCと携帯の比較では、携帯からの購入は低い金額に集中し、PCからの購入は高い金額での割合が大きい様子が分かる。携帯からの購入は低料金のデジタルコンテンツが主で、PCからはよりしっかりとした商品=高額なものが購入されるということだろう。

本データで登場した項目の具体例
パソコン関連…パソコン本体、周辺機器、OS等のソフトウェア
書籍・CD・DVD・BD…電子書籍などデジタル配信されるものは含めない
趣味関連品・雑貨…玩具、ゲームソフト、楽器、スポーツ用品、文房具など
各種チケット・クーポン・商品券…交通機関、コンサート等のチケット、ギフト券など
旅行関係…パック旅行申込、旅行用品購入等
金融取引…インターネットによる銀行・証券・保険取引など

データ出典
通信利用動向調査

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