シニアにとって、インターネットで一番ネックになるものは「だまされるのではないか」「失敗するのではないか」という不安

色々なサイトを見ていて「ぜひ使ってみたいサイト」「何だか使いたくない雰囲気のサイト」というのがあります。

ショッピングサイトで言えば、最終的に購買の仕方は難しくても「どうしてもこのサイトのこの商品がほしいのよ」というのがある一方で、そのサイトを初めて見た瞬間から「このサイトは、何だか買いづらい」「ここで買って大丈夫かしら」というサイトもあります。

これは、何かしらの安心できない要素、雰囲気があるのです。

例えば、情報流出や詐欺がおきそうである、商品情報や見せ方に満足がいかない、などなど。
特に、最近は情報流出というニュースが毎日世の中を騒がせている中で「安心感」は重要なキーワードとなっています。「このページはSSLを利用しているので安全です」と言われても、それはシニアには伝わっていないのが実状です。

安心感はある程度ブランド力でカバーできます(ブランド力があるからカバーできるのですが)

  • 商品に対する安心は写真である程度カバーできる
  • 値段が余りにも安すぎると安心できない(安い理由を明記する必要があります)
  • 安心感は相手を理解できる、と思うところから始まる。
  • よって、「プライバシーポリシー」という言葉は安心感につながらない。もう少し平易な日本語を利用し、理解してもらう必要がある

私たちがネットでお買い物をすることについてよく質問を受けるのは
「変な商品とか送ってこない?」
商品に対する信頼感を得るためには
1)口コミ
2)文章
3)写真

この他に、返品対応などについてきちんと明記すること、商品に対する愛情・こだわりを明記すること(それも解りやすく)書く必要があります。
不安要素は少しでも軽減しなくてはいけません。

また、支払方法を解りやすく書くことも不安要素を軽減させます。クレジットカードをお持ちでない方も多いので、クレジットカード以外のものを使えるようにしなくてはいけません。

そこで、シニアの方に聞いてこのサイトを使っていても安心できるわ♪
というのを特徴をまとめました

1)文章がおいしそうである(食べ物サイトに限らず)
2)見た目でわかりやすい(写真や絵が効果的に使われている)
3)問合せ先と注文方法がすぐにわかる

1)文章がおいしそう
解りやすい、思わず買いたくなる、思わず出かけたくなる、
アクションを起こさせるような文章。
また、購入者からの声を掲載することで、より親しみが湧くようになります。

2)見た目がわかりやすい
「きれいな写真」すぎるのは、実はダメなんです。
個人商店のような果物サイトと、大手がやっている果物サイト。
明らかに大手の方が写真がきれいですが、「キレイすぎて嘘っぽい」と評価されることも。

3)問合せ先と注文方法
「買いたいな」と思っているシニア層が「買おう」と思ったとき、購入したあとに確認できるように(ネットショッピング初心者はとにかく電話したがる)連絡先が書いてあるかどうか。
注文方法には専門用語を利用していないか。

一度買えば完璧なリピーターになります。(商品が良ければ)
是非、シニアにとって安心できるサイトとなってネットショッピングの便利さをお伝えいただきたいと思っています。

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを!

(2004年3月3日)

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