マミオン有限会社-シニアマーケティング、ウェブユーザビリティ評価-アクティブシニア市場分析やアイカメラ(アイトラッキング)を利用したユーザーテスト

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こう見たか!シニアの動画視聴をアイトラッキングしてみた

2015年7月30日   by mami アイトラッキング,ユーザビリティ

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先日、とある企業のご依頼を受け、CMアイトラッキング調査を行った。
※アイトラッキングとは、赤外線で人の視線を可視化する機械のこと。
※パソコン上で番組や該当CMなどを見ていただく調査を行った。

今回の被験者さんは50歳代、60歳代の女性4名。

そこから得られた気付きはとても多く、改善に繋がる気付きを得ることができた。

今回の調査では、いくつかダミーとして健康食品のCM、テレビショッピングのCMを入れておいた。
そこから得られた「シニアの動画の見方」について解説していこうと思う。
(本来であれば動画をアップしたいのだが、肖像権の問題があると思うのでそこからの気付きだけでご容赦ください。)

CMは意識してみるものではない。

ウェブサイトが能動的に見なくてはいけない一方で、テレビは、基本受動的に見ている。
特にCMについては流し見ることが多い。

そのため、そのCMが自分に関係がありそうか、
それが直接すぐに自分に伝わってくるかで、見る意識が変わる。

最初に何の商品紹介か解るとその後も見続けようとするし、
すぐに何のCMか理解できないとすぐに飽きてしまう。

動画だけではなく、ウェブサイトでも、何もかもいつもそう思っているが、
人は、考えない。

これは決して、悪い意味ではなく、世の中にはいろいろ考えなくてはいけないことが多すぎて、CMや情報番組について、深く考えることはない、ということである。

その商品や買い物行動に興味を持つのは、
「今見ている情報は自分に必要か、不必要か」という瞬時の判断である。

それでは、自分に必要なものである、と判断してもらうためにはどうすればいいか。

被験者の方の目線を追っていて思ったことは、
情報はシンプルに。そして、情報の粒を大きくしすぎないこと。(個人サイズにすること)
健康食品のCMは、その点、「食べて健康」「まずは電話」
その2点のみのシンプルな情報を解りやすく説明しており、
被験者の方にも「解りやすい」と思われた。

人の顔を見ている・文字情報は重要

アイトラッキング調査を行って、改めて実感したのは「人は、人の顔を超見る!」ということであった。

出演者の顔をじっと見て、手の動きや顔の向きによって目線を動かす。
ということは、同時にいくつも重要なことがテロップなり、演技なりで示されると何を見ていいのか解らず混乱してしまう。

健康食品のCMでは、登場人物が飲み終わって正面を向いたときに
その効果がテロップとして出てくる。
すると、人は、人の顔を見ているがゆえに、その効果・効能の部分に絶対に目が行くのである。

また、テレビショッピングのCMでは、正面を向いて話している人の内容がテロップに出るのだが、
その人がテロップに手を動かすことにより、
耳からも、目からも「重要な」情報をしっかり認識することができていた。

動画では、文字と人の動きとの兼ね合いがとても重要である。

常々、人に考えさえないということを考えているが
今回はCMという、ユーザーと距離が遠いものであったので、
より、考えさせずに、寄り添うということがとても重要だと感じた。

また、動画だからこそ、ついつい見てしまうということもあるため、
そのストーリー、目や手の動きを含めた演技力はCMの反応を左右すると思う。

動画の人気がシニアに根強いからこそ、動画での商品紹介などを考えている場合には、一度ユーザーの目線を確認してもいいかもしれない。


 

その差4倍!『爆買いシニア』のネットショッピング利用動向

2015年6月2日   by stj064 IT・モバイル,シニアマーケット

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シニアの間でも一般的になりつつあるインターネットショッピング。

株式会社バルクの調査によると、ネットショッピングの年間平均利用額は20代女性の「63,014円」に対し、60代女性は「226,089円」と、なんと4倍近い開きがあるとのことでした。

インターネットショッピングに関する調査(レポセン)

調査方法:Webアンケート方式
調査対象:20代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数:合計1,045人
調査日時:2015年1月22日(木)~1月27(火)

ネットリサーチということで年代が上になるほど母集団の偏りはあるものの、非常に興味深いこの結果。ネットショッピングについて年代別に深堀りしている調査は貴重ですので、今回はその中身をシニア視点で確認していきたいと思います。

 

いまどきシニアはネットショッピングにハマりやすい?

次の図は、直近1年以内のネットショッピング利用経験を表したグラフです。

画像参照:レポセン(株式会社バルク) 以下同じ

ご覧のように、男女とも、20-30代より40-60代の方が高い数値が出ていることがわかります。

さらに次の図は、前問で「直近1年以内に利用した」と回答した方の利用回数分布と平均回数を表したグラフです。

こちらでも、年代が上がるほど、いわゆる”ヘビーユーザー”が多く見受けられ、平均利用回数は男女とも50代でピークとなっています。トップの50代女性では18.1回。月に1-2回の買い物を楽しんでいる様子がうかがえますね。

20-30代の若い年代よりも、その上の年代の方がネットショッピングをたくさん利用しているというこの結果、意外だと思われる方も多いのではないでしょうか?

もちろん年代が上がるほどITリテラシの偏りがあるというネットアンケートモニターの特性は考慮しなければなりませんが、それでも個人的にはインパクトのある結果だと感じました。

 

際立つシニアの「優良顧客」ぶり

次の図は、性年代別の年間利用額の分布、平均額、平均単価を表したものです。

これを見ると、さらにシニアの「優良顧客」ぶりが際立っているのがわかります。年間平均利用額トップの60代女性では、その額なんと22.6万円。これは最下位だった20代女性のおよそ4倍弱にもなります。

この差を詳しく分解してみると、利用回数はおよそ1.5倍、平均単価はおよそ2.5倍。一度ネットショッピングの味をしめたシニア顧客は、その便利さからリピート傾向も高く、また高額な商品を買ってくれやすいのです。

リスティング広告などで同じ100人を集客するのであれば、当然こうした「優良顧客」を狙うことも多くなるでしょう。また同時に、来た人を取りこぼさないための施策も重要になりますね。

 

『ニッセン』『ベルメゾン』のカタログ勢が強し!

さて、意外とネットショッピング大好きなことが判明したシニアは、どこのサイトで購入しているのでしょうか?

次の図は、ネットショッピング利用サイトを男女別に表したグラフです。

続けて次の図は、上位5つについて性年代別に表したグラフです。

こちらのグラフからは、楽天とAmazonはどの年代からも人気ですが、どちらかと言うとシニアは楽天、若い人はAmazonを利用する傾向があるように見えます。

また注目したいのはカタログ通販大手の『ニッセン』と『ベルメゾン』の健闘ぶり。こちらは30-60代女性の支持が、他の年代と比べて圧倒的に高いのです。カタログ通販で慣れ親しんだブランドへの信用や豊富な品揃えが、そのままネットでも購入する安心感につながっているのでしょうか。

ちなみに2014年の別の調査では、ここ4年間で30-50代女性においてネット通販がカタログ通販を逆転したという結果も報告されています。

冒頭でも触れたこの性年代の高い年間利用額は、こうした「元カタログ通販愛好者」の方々が、こぞってネットにシフトしてきている影響があるのかもしれません。

 

優良顧客を取りこぼさないために

今回のアンケート結果から、ネットショッピングのシニアへの浸透、および「元カタログ通販愛好者」のネットシフト等によって進んだ「優良顧客」ぶりが垣間見えました。

カタログ通販だけではなく、今後は生協や食材宅配サービスなどに慣れ親しんだ層もネットに流れ込んでくることが予想できます。そこでネットショッピングの味をしめた彼らは、そこからさらに多様な商品へと買い物対象を広げてくるはずです。

あらゆるウェブサイトは、今後こうしたシニア層をカバーしていかなくてはなりません。こうした優良顧客を逃してしまわないためにも、ぜひマミオンのブログ記事を参考に、サイトのシニア対応を進めてみてはいかがでしょうか?

 


 

【マミオン通信】2015年4月27日号

2015年4月30日   by stj064 メールマガジン

先月から、某インターネット企業に常駐して
とあるBtoBシステムの改修プロジェクトのお手伝いをしています。

サービス構造や画面の設計が主な仕事内容です。

今回のプロジェクトが抱えている課題のひとつは、
「ごちゃごちゃして使いにくい管理画面」をどうにかすること。

これまでユーザーの声を聞いて機能を増やし続けてきた結果、
いつのまにか使いにくい印象を持たれるようになってしまったそうです。

ここで皆さんに質問です。

「機能を増やす」

「機能を減らす」、

あなたにとって大変だと思うのはどちらですか…?

機能を増やす方が大変なのは当たり前だろ!

と思う方が多いかもしれませんが、
実は考え方によっては逆にもなりうるんです。

基本的に、新しい機能を増やす際は
ユーザーの誰からも文句を言われる筋合いはありませんね。

なので予算やスケジュールが許す限り
どんどんと新しい機能を追加してしまうことが多いのですが、
それを考えなしに進めた先に待っているのは
使われない機能で埋め尽くされた「ごちゃごちゃした画面」であり、
さらに放置すればいつか「破たん」してしまいます。

一方で、そんな破たんを避けるため
機能を引いたり隠したりしなければいけなくなったとき、
私たちは明確な「コンセプト」に基づき、
今ある機能に適切な優先度をつけて対処する必要が出てきます。

適切な優先度をつけるために必要なのは、
何よりも「ユーザーと真剣に向き合う姿勢」です。

私たちは誰のために作っているのか?

彼らは普段どういう使い方をしているのか?

アクセス解析などの定量的なアプローチはもちろん、
ヒアリングやユーザーテストなどの定性的なアプローチも用いて
こうした問いに答えていく必要があります。

中には明確に言葉にできない無意識的な行動も多いため、
実際に現場に行って普段の利用状況など
観察させてもらうのが一番のおすすめ方法ですね。

こうした方法は非常に面倒で大変ではありますが、
今回のプロジェクトでも機能を整理する際の根拠として
非常に役立っているのを感じています。

もしあなたのサイトが
「ごちゃごちゃしていて見づらい」と言われたら、
ユーザーと向き合う姿勢が不十分という黄色信号かもしれません!

サービスが破たんしてしまう前に、早めに対処できるとよいですね。

┌─目次───────────────────────────┐

【1】『Web担当者フォーラム』での連載が決定しました!

【2】最近のシニア、ユーザビリティ、ECサイトに関するニュース

└──────────────────────────────┘

※このメールは、弊社ウェブサイトからメールマガジンのお申し込みを
いただいた方と、弊社メンバーと名刺交換をさせていただいた方にお送
りしています。

ご不要の方は、お手数ですが本メールの最下部より配信停止のお手続き
をお願いいたします。

┌┐
└■ 【1】『Web担当者Forum』での連載が決定しました!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最近ブログの更新が思うようにできておらず、
毎回楽しみにして下さっている方には申し訳ありません…。

実は、タイトルでお伝えしましたように
あの人気マーケティング情報サイト『Web担当者Forum』で
シニアに関する連載を担当させていただけることになりました!

現在、常駐の仕事と並行して
連載のためのネタ集め&原稿編集作業に追われているため、
ブログの方は気長にお待ちいただけると嬉しいです。

ちなみに、3年ほど前にも「ユーザー投稿」として
試しに1-2記事を書いたことがあったのですが、
今でもそこからの流入が継続的にあり、
Web担当者Forumの強い影響力はひしひしと感じています。

連載は5月下旬から、予定では6回シリーズとしています。

正式な公開日が決まったら改めてお知らせしますのでお楽しみに!

┌┐
└■ 【2】最近のシニア、ユーザビリティ、ECサイトに関するニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

パソコン・キーボードが(容易に)使えない世代の増加、実証話(ライトニング・ストレージ)
http://www.jgnn.net/ls/2015/04/post-10821.html

第二の人生に関する調査(株式会社ゆこゆこ)
http://www.yukoyuko.co.jp/release/1989/

シニアクラブに改称〜須坂市老人クラブ連合会(須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか)
http://www.suzaka.ne.jp/news/?subaction=showcomments&id=1428098446

LINEがシニアに広がる 「グループ」作り、孫との連絡、スタンプ制作…「自分の生きた証」にも(産経ニュース)
http://www.sankei.com/premium/news/150404/prm1504040023-n1.html

「介護ローソン」って何?埼玉・川口の1号店に行ってみた!(終活WEB ソナエ)
http://sonae.sankei.co.jp/life/article/150403/l_care0001-n1.html

CVRが驚くほど上がるボタンデザイン7つの法則(ASCII.jp)
http://ascii.jp/elem/000/000/991/991241/

コンバージョン率の改善を意識し始めたらまずやるべきこと(Web制作 W3G)
https://w3g.jp/blog/cvr_refining

┌┐
└■ あ と が き
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先月のとある出勤日、なんだか喉が痛いな…と思っていたら
午後から急に悪寒と関節の痛みが襲ってきました。

「あ、これはアカンやつや…」と思って、
退社してから夜間に見てもらえる病院を探そうとスマホで検索。

Google先生に「〇〇区 夜間 病院」と聞いても
残念ながら満足な答えは帰ってきません。

そして「東京都医療機関案内サービス」というサイトにたどりつきましたが、
これが使いにくいのなんの…、駅で行き倒れるかと思いました。

高熱でもうろうとしているときにパソコン用サイトが出てきて
小さなプルダウンを操作しないと検索ができず、落胆。

面倒なので電話をしようと思いましたが
番号がトップページに見当たらず、落胆。

区のサイトでやっと見つけた番号を頭で覚えて何とか電話したら
最初に自動応答テープが流れてきて、落胆。

そのあと出てくれた相手が慣れていない(?)おばちゃんで、
対応がトロトロしていて全然解決しないので、落胆。

何とか自力で方々に電話をして総合病院を見つけ、
そこで熱を測ったら既に39.1℃…。

検査が早すぎてインフルエンザの陽性反応は出なかったのですが、
そのあと1週間ほど熱と咳、鼻水に苦しみました。

昨今、Googleのモバイルフレンドリー対応が話題ですが、
真っ先にスマホ対応すべきはこうした医療系サイトだなと
身を持って実感しました。

                         マミオン 佐藤


 

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