マミオン有限会社-シニアマーケティング、ウェブユーザビリティ評価-アクティブシニア市場分析やアイカメラ(アイトラッキング)を利用したユーザーテスト

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グローバルメニューを使わないシニアのための『地味ナビ』改善ポイント

2014年4月22日   by stj064 シニア対応,ユーザビリティ

シニアのユーザーテストを観察していると、トップページの多くの領域を占拠する「大型バナー」や、気合いを入れてデザインされた「グローバルメニュー」が全く機能していないシーンによく遭遇します。

こうしたユーザーは、代わりに次のような”地味”な機能を好んで使っているのです。

・サイトマップ
・サイト内検索
・よくある質問

これは、ITリテラシが少し高めの”そこそこ使える”シニアユーザーで特に顕著に見られる行動です。普段からウェブサイトを利用しているうちに、「何かわからないことがあるときには、ここを見ればいいんだ」と学習してきたようです。

しかしウェブ制作側としては、こうした地味な機能には、あまり制作リソースをかけていないのではないでしょうか?

今回はこれら3つの機能を『地味ナビ三兄弟』と命名し、ウェブが”そこそこ使える”シニア向けに最低限対応しておきたい施策についてまとめてみます。

 

「サイトマップ」への導線はヘッダー内に設置する

シニアユーザーに「サイトマップ」が好まれる理由として、以下の点が考えられます。

・余計な装飾がないので見やすい
・すべてのコンテンツが一覧できる

グローバルメニューは、ラベルに相当気を遣わないと、その下層にどんなコンテンツが含まれているのかパッとわかりにくいという欠点があります。多くのシニアユーザーは、ラベルから内容を類推する精度が高くありませんし、コンテンツを探して何度もページを行き来することを非常に嫌います。

そのため、下層コンテンツまで一覧で確認できるサイトマップは「わかりやすい」とされ、そこで探している情報をうまく見つけた経験を積むほど利用率が高くなるのです。

 

こうして頼りにされるサイトマップですが、サイトによってはリンクをヘッダーに置いていなかったり、最近ではフッターがサイトマップ代わりになっているサイトも増えてきています。

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しかし「シニアはスクロールしない」の格言通り、なにか情報を探す際にページ下部まできっちりチェックするというシニアは少ないので、サイトマップへの導線はできる限りヘッダー内のすぐ見つかる位置に確保することをおすすめします。

 

「サイト内検索結果」を読みやすくする

いろいろなページを行ったり来たりしながら情報を探す行動は、物理的な操作の負荷に加え、認知的な負荷もかかります。こうした作業にうんざりしているシニアは、ナビゲーション代わりとして「サイト内検索」を積極的に利用する傾向があります。

しかし検索結果の見せ方に配慮が足りないと、自分の探しているページを見つけるのに非常に苦労してしまいます。

サイト内検索結果を見やすくするためには、以下の点に気をつけたいところです。

・内容が想像しやすいページタイトルをつける
・タイトル、説明文ともに読みやすい文字の大きさと行間を確保する
・キーワードをハイライトする

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キヤノンのサイトは全体としてタブレット対応が進んでいるせいもあり、サイト内検索結果はかなりの余裕を持ってレイアウトされています。これだけ文字が大きく、行間や余白も確保されていると、シニアでもストレスなく”ナビゲーション代わりに”利用することができます。

 

「サイト内検索フォーム」にはサジェスト機能をつける

サイト内に該当する情報があるのにも関わらず、検索キーワードの打ち間違いに気づかない、余分なワードを続けて入れてしまう等の問題により、検索結果がゼロ件になってしまうシーンをよく見かけます。

しかも、ユーザー自身はなぜそうなったのかを理解できないため、情報はそこには載っていないのだと感じて離脱してしまいます。

こうした表記揺れやキーワードの想起を助けるために、サイト内検索においても「サジェスト機能」「もしかして機能」は非常に有効です。

ちなみにシニアのユーザーテストを実施していると、途中でサジェスト機能に気が付いて、喜んでキーワードをクリックする様子を本当によく目にします。サジェスト機能の利用は、シニアの間でも一般的な行動になってきているように感じます。

 

ナビゲーションとしての「よくある質問」

サイトマップの代わりに、「よくある質問」を頼りにするシニアも多くいます。

「よくある質問」は、通常はサービスの内容についての質問が掲載されるページですが、サイトの利用方法に関する疑問があるときにも、こちらが参照されてしまうことがあります。

こうしたサイト内コンテンツへのナビゲーションとしての役割を考えると、以下のような点に配慮したいところです。

・サイト内主要コンテンツへ誘導する回答を増やす
・サイトマップと同じように一覧性の高いレイアウトにする
・回答数が多い場合、検索機能を用意しておく

また当然ですが、「よくある質問」を「FAQ」と書くのは避けましょう。シニアユーザーの多いサイトでは、アルファベット用語を使わないのは鉄則です。

 

『地味ナビ』の改修は、費用対効果を見込みやすい

今回注目した『地味ナビ三兄弟』の面々ですが、普段のアクセス解析においても、各種の数値を追うようにしてみてはいかがでしょうか。

もしこうしたページへのアクセスが増加傾向にあったら、新規のユーザーにはサイト構成やグローバルメニューがわかりづらいのかもしれません。またそこでの滞在時間が長ければ、情報を探すのに苦労しているのかもしれません。

『地味ナビ』の改修は、サイト全体の構成やグローバルメニュー等の改修に比べて手が付けやすく、費用対効果を見込みやすい部分です。

“そこそこ使える”シニアユーザーを逃したくなければ、ぜひ今回ご紹介したポイントを確認してみてください。

 


 

シニア層とリア充とIT

2014年4月15日   by mami アクティブシニア,シニアビジネスコラム

シニアビジネス

※リア充とは、リアル(現実世界)が充実している人をさします

弊社が運営するパソコン教室では3月、4月になると
学生さん及び新社会人さんが駆け込みで勉強しにいらっしゃいます。

「パソコン使えると思っていたのだけど、周りがもっと使えててヤバイ」
「研修で何を言っているのかよく解らなくてヤバイ」
と、エクセルの基礎などを学習していらっしゃいます。

「学生時代はどうしてましたか?」と興味本位で聞いてみると
「友達が大体やってくれた」「友達が助けてくれた」
と、ほとんどの人が回答します。

私から見たら「超リア充」。
困ったら助けてくれる友達がいます。
彼女・彼らは勉強中もスマホを離しません。
そして、しょっちゅうLINEで連絡が来ます。

「頑張って」という友達のメッセージに一生懸命返信している姿を見ると
友達の応援が最も足を引っ張っているように見えます(笑、やっかみ含む)

ちなみに、私のLINEを確認したら、ラストメッセージが3か月前でした。

超リア充は困ったら誰か助けてくれる→強くならなくても大丈夫

シニア層をターゲットにしたいと考えているご担当者様と話していると
「シニアのリア充はITに強い」と思い込んでいる傾向があるなあと思ったのです。
その人物像に非常にもやもやしてました。

しかし、上記の大学生及び新社会人さんを見ていてもやもやの原因が解りました。

「リア充こそ、ITに強くない!」(もちろん、例外はあります。)

リア充は、いつも誰かが周りにいますので、
なんだかんだいって、誰かが助けてくれます。

なので、自分で学習するより
「得意な人に頼む」ことを得意とすることが多いです。

「自分でやりなよ」と言われないのが、「リア充」なのです。

人が真剣に学習するのは、本当に困って自分でやらなくてはいけなくなった時です。
しかし、誰かが助けてくれる状態であれば
真剣さに欠けるので、どうしても「いつか覚えよう」と先送りになり
ずっと強くならないのです。

”アクティブシニア=ITに強い”ではない

シニアで超アクティブな人は、ほぼ「リア充」です。
リアルが充実しているからこそ、お友達も多く、アクティブです。
色々なことをはじめ、挑戦することに躊躇がありません。

そして、彼らは「IT」が決して得意ではありません。

彼らにとって「IT」はコミュニケーションツールでしかありません。
そのため、「それ以上」を目指すことがないのです。

メールはケータイでバリバリして、絵文字があれば十分。
周りがやりだしたらLINEにも興味を持つ。
周りがFacebookをやりだしたら、参加する。

ITは、周りとのコミュニケーションを円滑にするツールで
「機械が好き」ではないですし、詳しいこともありません。

自ら新しいサービスを使うよりも、友達が使っているから使っている場合が多いです。

だいたい、会話としてはこんな感じです。
「パソコン少しは使っているわよ!
検索?ヤフーで言葉入れるのでしょ?よく探してるわよ!1週間に1回くらい。
テレビで見たものを検索してるの。健康番組とかね。
あとは、行った場所とか、今度行くコンサートの会場とか探すわ。
Lineは使ってる。娘とやり取りするのはほとんどLINEね。
メールはほぼ毎日。携帯だけど。スマホはまだね。
まだ今の携帯も使いこなしていないしね。

それ以外はどんなものがあるかわからないからねー。初心者だし。
色々解るようになるといいのだけど、どうすればいいのかよく解らないのよね。

買い物はするけど、ちょっと難しいと怖くなっちゃって。
難しい時は全部娘に頼んじゃう!お取り寄せとか大好きだから★
本当は自分でやれたらいいんだけどね★ 頼むの面倒だしね★」

人は、助けてもらう限り「強くならない」

誰もが、すごく強くなりたくなくていい、と思います。
強くない分を、ほかの人が補って、助け合っていければいいのではないかと思っています。

助けてくれる人がいる限り、その部分はその人に頼ればいいのですし
多分、頼られている方も少しは嬉しかったりするのではないでしょうか。
(そんなことないという方もいらっしゃるでしょうが)

毎回助けてもらっていることに関しては
人は、大して強くならないように思います。

考えようとか、覚えようという気がなくなるのです。
私は方向音痴ですが、いつも、道を歩くときに何も考えていない自分に驚きます。
迷っても狭い東京、どこかには着けるはず、というよく解らない自信と
困ったら誰かに聞けばいいやという他力本願が
どうも、成長を阻害しているような気がします。

シニアマーケティングを考えるのであれば
「アクティブシニア=機械に強い」的な思い込みの枠から外れないと、
本当のシニア層は見えないのではないかと思います。

リアルをチェック!

シニアマーケットを考えるのであれば
まずはリアルを観察し、
「リア充シニア」の理想化を捨て、新しい「リア充シニア」をインストールしましょう。

弊社では現場研修も承っておりますので
「シニア層の生の姿」にご興味のある企業様は是非ご連絡ください。


 

【テレビ】NHK『ニュースウォッチ9』の追跡取材を受けました

2014年4月11日   by stj064 お知らせ,メディア掲載

NHKのニュース番組『ニュースウォッチ9』2014年4月9日(水)放送回で、Windows XPのサポートが本日で終了するという話題に関して、マミオンが運営するパソカレッジ高田馬場校が取材されました。

『ニュースウォッチ9』からは、ちょうど3か月前にも取材を受けましたが、そのときと比べてWindows8等への移行が進んでいるのかどうか、追跡取材をさせてほしいというご依頼でした。

実際、この3か月で多くの方の腰が上がり、教室にWindows8をお持込みになる高齢者の方が格段に増えたように感じます。またそれにともなって、「使い方がよくわからない」「データの移し方がわからない、大変」という声もやはり同様に大きくなっています。

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シニアマーケティングやユーザビリティに関する取材は随時承っております。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

 


 

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