マミオン有限会社-シニアマーケティング、ウェブユーザビリティ評価-アクティブシニア市場分析やアイカメラ(アイトラッキング)を利用したユーザーテスト

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客観は主観でできている

2014年9月1日   by mami サービス企画,シニアビジネスコラム

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人はそれぞれ、自分の中に
「主観的な客観的評価」を持っている。

例えば、
「私、大体パソコンできます」という方に話を伺うと
「(自分が主観的に)客観的に考えて、
このレベルまでできていればパソコンができると言える」
という考えの範囲の中の
「その中でも、7割方(多分、これくらいが大体?)出来ていると思うから、
自分はパソコンを大体使えると言って差し支えない」
という流れが見える。
できます、という方は、意外と出来ない場合が多いような気がする。

反対に、「私、パソコン、使ってはいるけど、まだそんなに使えるほうではない」
という方に話を伺うと、
「(自分の)客観的に見てすごい人が周りにいる」
範囲の中の
「私はまだ使えるうちに入らない」
という流れになることがある。
こういう方は、ご本人が思っているよりも、良くできる気がする。

自己評価は「主観的客観性」により決まる

普段の生活で、他人から客観的に判断を下されるということは
試験を受ける必要があることが多い。
それ以外は、自分に対する「客観的(だと思う)評価は」
「主観的客観」に過ぎない。

つまり、多くの人は「客観」を主観に基づいて創り出している。

例えば、以前の実施したアンケートでは
「自分は周りより若く見えると思う」と回答した人が8割に上った

自分の「主観メガネ」を通して
世の中を客観的に判断すると
「私は若い!」と思う、という仕組みである。

冒頭の「できる」という判断も同様だ。

「世間様の出来る」の範囲は
自分の経験から算出される(主観的)であるため、
客観的評価を考えているようで
実はとっても主観的なのだ。
客観的に主観的バイアスがかかる。

人はバカと思われたくない。

たくさんの大人と接していると
年代が上がれば上がるほど
「バカと思われたくない」という気持ちが強くなっていく気がする。

「出来ないと思われたくない」
だから、出来なさそうなことはしない
予防線を張ってしまう。
新しいものに挑戦しなくなるのは
「出来ない自分が、できないと他人に思われるのがいや」
なのではないかと私は見ている。
誰も、そんなことは思っていないのに
自分で客観的評価を主観的に創り上げてしまう。

ほぼほぼ初めてやることなのだから
できなくて当たり前なのに、
できない恐怖=見えない主観的客観的評価が下されることを恐れて
人は始めるのを止めてしまう。

他にも、客観評価の範囲を間違え、
「自分はもっとできるはずである」という
「しかし、意外とできなかった」から
「嫌になった」ということもある。

だから、「大丈夫ですよ、できてますよ」という優しい言葉は
対象者の主観的客観評価のハードルを下げるために使うものかもしれない。

人の客観評価を鵜呑みにしない

「大体できます」という人の言葉は、全く当てにしてはいけない。
そして、その言動・行動から、提供者側が持っている客観指標において
相手を判断し、プライドを傷つけない程度の
商品、サービス提案が必要である。

受容者の主観的客観的評価が間違っていれば
間違った商品を買うことが多く
(慣れていないのにプロ向けを購入するなど)
出来ない時のサポートもさることながら
受容者の満足度が著しく下がるということにもなりかねない。

商品を購入するのは、お客様だが
その方に合った商品を判断し、提案し、使っていただくのは
提供者側の仕事なのである。

だから、「お客様のニーズにこたえて」が正解ではなく
「お客様の抱えている本当の問題を当てて提案する」が正解なのだ。

とても難しいことではありますが。

しかし、相手の言う「客観的評価(風)」が、
主観的却下評価であると認識することで
商品開発のアプローチが変わるのではないかと、思っている。(客観的に。)


 

【マミオン通信】2014年8月20日号

2014年8月27日   by stj064 メールマガジン

マミオンでは、時おり企業様からご依頼をいただいて、
「社内シニアマーケティング勉強会」を開催することがあります。

先日はIT系の某企業様内での会に参加してきたのですが、
そこで盛り上がったテーマのひとつがこちら。

———————–
「スマホやタブレット端末において、
シニアは自分でアプリを探してダウンロードできるのか?」
———————–

スマホやタブレット端末を利用するシニアは増えてきましたが、
「好きなアプリを自分で追加して楽しむ」というところまでは
まだまだ距離があるなというのがこちらの実感です。

ちなみに教室に通う生徒さんを見ている限りでは、
ある程度時間が経ってもデフォルトの状態のまま使っている方が
半分以上といったところでしょうか…。

シニアが新しいアプリを利用することが難しい理由として
以下の3つが考えられます。

(1)そもそもアプリの概念がよくわかっていない

多くの方は、ブラウザを通して見るホームページと
アプリで提供されるサービスの違いを理解していません。

アプリの概念を理解していないため、
そもそもAppStoreやGooglePlayが何のために存在するのか、
そこで検索することとYahooで検索することは何が違うのかなど、
いまいちつかみきれていないように感じます。

(2)新しい情報が継続的に入ってこない

ITの利用に慣れた人は、ネット上のニュースやSNSなどを通じて
アプリに関する新しい情報、おもしろい情報が常に入ってくるため、
それと比例してダウンロードも多くなります。

一方で、そうした情報源を持たないシニアの場合、
購入した電器屋さんやパソコン教室などで最初に教えられたものを
延々と使い続けるパターンを多く見かけます。

(3)ID・パスワードがわからない

これは弊社ブログでもさんざん触れていることですが、
シニアの多くは「アカウント管理」が非常に非常に苦手です。

いつ、どのIDを使えばよいのか自分で判断するのは難しく、
またパスワードを忘れてしまうのことも日常茶飯事。

またアカウントがわからないからといって
再設定等の手続きを自分だけで行ってしまうと、
さらに傷口を広げてしまうこともあるんですよね…。

上記のような背景があるため、
企業が自社のサービスをシニアにも利用してもらうためには、

・ブラウザで検索させてサイトに誘導する
・「お気に入り」や「ホーム画面」に追加してもらう

方が、今のところはリーチしやすいように感じています。

シニア向けサービスを考えている方々はぜひご参考に。

┌─目次───────────────────────────┐

【1】『スマートコミュニティ稲毛』を見学してきました

【2】最近のシニア、ユーザビリティ、ECサイトに関するニュース

└──────────────────────────────┘

※このメールは、弊社ウェブサイトからメールマガジンのお申し込みを
いただいた方と、弊社メンバーと名刺交換をさせていただいた方にお送
りしています。

ご不要の方は、お手数ですが本メールの最下部より配信停止のお手続き
をお願いいたします。

┌┐
└■ 【1】『スマートコミュニティ稲毛』を見学してきました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、日本初の大型アクティブシニアタウンとして知られている
『スマートコミュニティ稲毛』の見学に行ってきました。

施設は、千葉県のJR稲毛駅からバスで20分ほど。

一見、素敵な建物に目を奪われがちですが、
サークル活動を通してゆるやかな繋がりを作り続けられるという
「ソフト面」の環境が想像以上に素晴らしく、
シニアの生活スタイルが変わっていく可能性を感じました。

「ハコ」ではなく「コミュニティ」を売るというスタンスは、
他のシニアビジネスでもぜひ意識したい点ですね。

========================
『スマートコミュニティ稲毛』を見学してきました
http://goo.gl/kOgwlY
========================

┌┐
└■ 【2】最近のシニア、ユーザビリティ、ECサイトに関するニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「お年寄りがいる家」のうち1/4強・552万世帯は「一人きり」(2014年) – ガベージニュース

http://www.garbagenews.net/archives/916570.html

「新人類高齢者」を知っていますか:日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140730/269448/?rt=nocnt

ローソンが「介護コンビニ」 ケアマネ配置し高齢者支援:朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/articles/ASG8J4KF3G8JULFA002.html

無意識にダブルクリックしてしまうユーザー — Website Usability Info

http://website-usability.info/2014/08/entry_140806.html

「アクセス解析データなし」「デザイン変更なし」でもユーザー行動観察で問い合わせを10倍にした方法 | Web担当者Forum

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/18/18024

たった3つの改善で売上が200%UP! リフォームマッチングサイトの分析・改善手法を大公開 | Web担当者Forum

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/07/17953

入力ミスで4万円失った話 – 運河

http://uiuret.hatenablog.com/entry/2014/08/18/012719

┌┐
└■ あ と が き
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今月の上旬に、「中小企業診断士」資格の1次試験を受けてきました。

この資格にチャレンジしてみようと思ったのは、
現在の業務を行う上で参考になることが多いと感じたため。

中小企業診断士の試験は全部で7科目あります。

事業戦略やマーケティングに関する内容はもちろんのこと、
経済や法律、会計など、普段馴染みのない範囲まで含まれていて
対応するのがなかなか大変でした…。

そしてマークシートの自己採点の結果、
何とか1次は突破できたようです!よかった!

おかげさまで業務が忙しく子供も生まれて落ち着かない期間でしたが、
音声教材を使って通勤電車内の往復2時間を
うまく学習に当てられたのが勝因だったのではと思います。

2次試験は10月後半です。

今度は記述式の試験なので、本当に実力勝負。
またよいご報告ができるように頑張りたいと思います!

                         マミオン 佐藤


 

【ネット】シニアのクーポン利用に関する調査リリースに弊社代表・森のコメントが掲載されました

2014年8月25日   by stj064 お知らせ,メディア掲載

『株式会社ゆこゆこ』様の自主調査ニュースリリースに、弊社代表・森のシニアマーケットに関するコメントが掲載されました。

シニアのクーポン利用実態調査(株式会社ゆこゆこ 2014/8/22)

シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:萩原浩二)は、当社運営の宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」の50代以上のメールマガジン会員1,695人を対象に、クーポンに関する利用実態調査を実施しました。

(中略)

■クーポンの利用実態
・WEB経由でのクーポン入手にも積極的
・クーポンはシニア女性の消費意欲を喚起!

■クーポンにまつわるエピソード
・お店の対応が2回目以降の利用につながる?
・クーポンでお得だから、いつもよりちょっと豪勢に!

■クーポン利用シーンから浮かび上がるシニアの日常(マミオン有限会社代表 森万見子氏)
・クーポンを上手に使い分けるシニア。特性を捉えて提供すれば、集客力の源泉に
・クーポンに必要なのは「読みやすさ」「理解しやすさ」「手軽さ」「店舗側の対応」

出所:株式会社ゆこゆこ ニュースリリース

株式会社ゆこゆこ様では、自社提供の宿泊予約サービス会員を対象としたアンケート自主調査を定期的に実施、公開されています。今回は、「シニアマーケティングの専門家」として、弊社代表・森に解説のご依頼をいただきました。

パソコン教室の生徒さんの間でも、普段から「クーポン」や「シニア割」を上手に活用されている様子をうかがうことがあります。

ただし、こうした中には「使いにくいもの」があるのも事実。紙でもウェブでも、対象となるシニアにしっかりと認識してもらえるように気を配りたいところですね。

 

マミオンでは、シニアマーケティング調査に関するあらゆるご相談を承っております。普段からシニアと接しているからこそ得られる知見やノウハウを、御社の調査企画、結果の解釈などにぜひご活用ください。

 


 

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