マミオン有限会社-シニアマーケティング、ウェブユーザビリティ評価-アクティブシニア市場分析やアイカメラ(アイトラッキング)を利用したユーザーテスト

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ハコからコミュニティへ。『スマートコミュニティ稲毛』を見学してきました

2014年8月18日   by stj064 シニアビジネスコラム,シニアビジネス分析

マミオンが運営するパソコン教室パソカレッジでは、企業やコミュニティ向けの各種出張研修を行っています。

今回、縁あって日本初の大型アクティブシニアタウンと言われる『スマートコミュニティ稲毛』で、入居者様向けの「タブレット教室」の運営を、近隣のフランチャイズオーナー様が担当することになりました。


画像参照:スマートコミュニティ稲毛

この『スマートコミュニティ稲毛』ですが、以前の記事でご紹介した『ダイシン百貨店』と同様、各種メディアやネット記事にもよく取り上げられており、シニアビジネス界隈ではかなり名の通った施設です。

スマートコミュニティ稲毛(三井不動産のケアデザイン)
スマートコミュニティ稲毛(ユルレポ)
日本初のアクティブシニア・コミュニティ(マンション・ラボ)

 

この施設の大きな特徴の一つは、今回のタブレット講座に代表されるように、入居者向けの「コミュニティ運営」に非常に力を入れているということ。

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今回、開催中のタブレット講座の見学という体で現地を訪れる機会がありましたので、施設見学の様子やコミュニティ運営に関する社員の方のお話、現場に足を踏み入れて感じたことなどを合わせてレポートしたいと思います。

 

ホテルのようなクラブハウス!充実のハード面

施設は、千葉県のJR稲毛駅からバスで20分ほどのところにあります。

『スマートコミュニティ稲毛』は、大きく分けると住居棟である「スマートヴィレッジ稲毛」と「クラブハウス/グラウンド」からなり、今回は後者の方にお邪魔させていただきました。

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中に入ると…とっても広い!総床面積はおよそ3万㎡だそうです。しかも入り口ホールから、奥のダンスフロアまでまっすぐ見通せるので、かなり開放感があります。イオンのショッピングモールに近い感じでしょうか。

ロビー近くに並んだビリヤード台では、平日昼間からお友達と一緒にプレイしているマダムのグループを見かけました。調度品も落ち着いた作りになっていて、まるで箱根あたりのクラシックなホテルにいるかのような雰囲気です。

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施設がとても広い分、人口密度はかなり低く、歩き回って探さないと入居者の方がなかなか見つかりません…。

クラブハウス内には下のような隠れ家的なスペースがたくさんあり、入居者は一人でもサークルでも自由に使うことができるようです。他にアトリエや音楽室なども用意されていました。

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こちらの絵は、入居者の方がアクティビティ(※後述)で描かれたもののようです。結構本格的ですね。

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1階には、毎日の朝夕食が食べられる「なだ万」ダイニングがあるのですが、現在はさらに2階部分に下のようなオープンテラスのカフェレストランができていました。

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いやぁ、『桃源郷』ってこんなところにあったんですね…。

ちなみに、常駐しているスタッフの方々の対応もとてもフレンドリーで素敵でした。あいさつはもちろん、入居者の方をできるだけ名前で呼ぶようにしているそうで、ホテルとはまた一味違う心地よいおもてなしが感じられます。

またダイニング付近には、最近新しく入居された方の「自己紹介コーナー」も用意されていました。施設内で早く知り合いを作ってほしいというスタッフの心配りが感じられますね。

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アクティブシニアは「新しもの好き」?

今回、館内をご案内いただいたのは、運営会社社員でアクティビティ企画担当のK様。以前はホテルに長く勤められていたそうで、ものごし柔らかな方でした。

コミュニティの活動を大きく分けると、スマートコミュニティ稲毛が主催する「アクティビティ」が40-50個、入居者が自ら立ち上げることができる「サークル」が30個ほどあるそうです。

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現在、アクティビティは月に1つペースで増加中。K様によると、企画の際にはとにかく「新しいもの・楽しめるものを」ということを意識しているとのこと。また入居者からの「やりたいこと」リクエストも多いそうで、訪問するご家族などから流行りの情報を仕入れているのかもしれませんね。

こちらの施設に入居されている方は、その多くが「アクティブシニア」と呼ばれる活動的な方々ですが、先のような状況を聞くと「新しいもの」への抵抗感が本当に低いんだなぁと改めて感じます。

一方で、「今さら新しいことを始めるなんて面倒だ」というスタンスのシニアも一般にはかなり多く存在するため、こうした「新しいものへの受容性、抵抗感」は、ビジネスを考える際にはしっかりと把握しておく必要がありますね。

 

また入居したばかりで知り合いがいない方に対しては、何でもよいのでまずは一つでもアクティビティに参加してみては、と熱心におすすめをしているそうです。このあたりからも、スタッフのコミュニティ運営への力の入れ具合が伝わってきます。

ちなみに、アクティビティが長く存続できるかどうかは、やはり「先生の良し悪し」によるところが大きいとのこと。受講料がかからない分、先生との相性が悪いと思ったら簡単に辞めることができてしまうことも影響していそうです。

 

アクティビティの「はしご」は当たり前!

今回開催させていただいている「タブレット講座」は、定員5名のところに15名の応募があるほど人気講座になっているそうです。

当日参加されていた生徒さんの年代は50代から70代と幅広く、また端から見ていた限りでは、ITリテラシにもかなりのバラつきがあるようでした。文字入力が思うようにできない方もいれば、要領よくサクサクと理解していく方もいるので、講師やスタッフは進行が大変そうでしたね…。

生徒さんの半分ほどは、スポーツウェアを着たまま参加されていました。タブレット講座の直前まで、別の運動系アクティビティに参加していたんですね。アクティビティの「はしご」が思う存分できるのも、この施設の特徴の一つです。

講座の様子は、こちらの記事でも写真付きで紹介されています。

タブレットを使ってシニアのマンションライフをスマートに!便利に!(マンション・ラボ)


画像参照:マンション・ラボ

ちなみに先のK様にうかがったところ、入居者の方々のITスキルは全体としてそれほど高くはないとのこと。元経営者やお医者さんなどが多いそうですが、「リア充シニアほどITを使わない」という面が垣間見えます。

 

「ハコ」ではなく「コミュニティ」を売る

今回『スマートコミュニティ稲毛』を訪問して感じたのは、素敵な「ハード面」に加え、「ソフト面」の充実が非常に頼もしいということです。正直、訪問の前後でイメージがガラッと変えられました。

アクティビティを通して興味関心の近い人同士が繋がれる、繋がった人たちと一緒に自由に食事をとることができる、スタッフは気持ちよく程よい距離感でサポートしてくれる、等々。

 

村田アソシエイツの村田氏も指摘していることですが、私たちが老後の生活を真剣に考えたとき、健康やお金の心配に加えて、「孤独不安」は問題の大きなウェイトを占めています。

「仕事」と「消費」で高齢者は社会参加へ(村田裕之の団塊・シニアビジネス・高齢社会の未来が学べるブログ)

個人レベルの問題は、各々の個人によって異なるが、健康不安、経済不安、孤独不安が多くの場合、共通の問題となっている。

(中略)

孤独不安は「いきがい不安」とも言える。とりわけ定年退職後に社会との接点が少なくなり、自宅に引きこもり気味となり社会的孤立状態になりやすくなる。これが認知症や運動不足による筋肉の衰え(廃用性症候群)や、ひざなどの関節障害を引き起こしやすくして、健康状態を悪化させる。

出所:村田裕之の団塊・シニアビジネス・高齢社会の未来が学べるブログ

こうした「孤独不安」に対して、積極的に入居者同士のコミュニティを構築していこう、サポートしていこうという『スマートコミュニティ稲毛』のソフト面の環境は、非常にマッチしています。

 

機能的に優れたハコ(ハード)を提供するだけではなく、そのコミュニティ(ソフト)まで責任を持って提供していく。

こうしたスタンスは、今後、他のシニアビジネスにおいても積極的に意識すべき部分だと改めて感じています。

 


 

【講演】制作会社向けシニアマーケティングセミナーの講師を担当しました

2014年8月6日   by stj064 お知らせ,講演・セミナー

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2014年7月13日(日)、Web Destination様主催のウェブ制作会社向けマーケティングセミナーにて、佐藤がシニアのWeb利用実態に関する講演を行いました。

今回のセミナーは、午前中3時間が株式会社ポップインサイトの池田様によるユーザーテスト系の内容、午後3時間が弊社佐藤によるシニアマーケティング系の内容という2部構成となっています。

ユーザーテスト×シニアユーザーマーケティング大公開セミナー(Web Destination)

総人口の1/4以上を占め、多くの資産を持つシニア層を取り込むことは今後のウェブマーケティングには欠かせない要素となっております。

ネットショップはじめ、BtoBサイトでも実際の決裁権者はシニア層ということは多々あります。

そんな時、シニアユーザーが使いやすいサイトかどうかで成果は大きく変わります。

ユーザー視点を心がけていても、実際にはつかみ切れていないシニアユーザーのリアルな動きを実例をもとに公開頂きますので、御社のサイト改善に役立てられます。

出所:Web Destination

 

佐藤が担当した午後のセミナーのアジェンダはこちらです。
==========================
1. シニアマーケットの概要
2. シニアのウェブ利用実態
3. シニアユーザーの傾向と対策
4. サイトのシニア対応チェック
5. シニア案件でのユーザーテスト活用に向けて
6. シニア案件の提案シミュレーション
==========================

今回は、ウェブ制作やウェブマーケティング系の企業にお勤めの方が今後直面するであろう「シニア案件」について、クライアント様向けに適切な調査提案ができるという状態をゴールと定めてお話をさせていただきました。

そのため、若い人と一味違うシニアのウェブ利用実態をご紹介したり、サイトのシニア対応チェックシートを用いた簡易評価の実践、具体的なシチュエーションを想定したテスト提案のワークショップなどを行いました。

 

参加された方々からは、以下のようなご感想をいただきました。

・シニアの実態が垣間見れて良かったです
・シニアマーケティングでサイトの改善点がいくつか見えたので実践したいと思います
・シニア層に対するサイトの作り方の考え方を根底から考えなおします
・シニア層が持っているハードルについて知りたかったので参考になりました
・実際のシニアのアイトラッキングが見れたのは大変分かりやすかったし、新しい発見があった。左ナビがほとんど読まれないことにも驚きました

 

また今回セミナーを主催、運営していただいたWeb Destinationの金村様によると、たまたまかもしれませんが、改修の効果が早速発揮されたようです。

ユーザーテスト×シニアマーケティングセミナー レポート2(Web Destination)

なぜこちらのお店を選んだのか、ヒアリングさせてもらったところ、まさに今回行った改善設計のおかげで買うことを決められたそうです。

お客様 『おたくさんとこで買っても、△△△って書いてたから安心した』

では、どんな改善を行ったのか。。

めっちゃシンプルです。

『ご注文後は発送完了メール以外、メール等は一切送りませんのでご安心ください』

この一文を大きく入れただけです。

出所:Web Destination

 

マミオンでは、御社の状況に合わせたシニアマーケティングやユーザビリティに関するセミナー、講演、勉強会等の開催を承っております。

ご興味のある方は、お気軽にご相談ください!

 


 

【マミオン通信】2014年7月31日号

2014年8月6日   by stj064 メールマガジン

あるインターネット調査の結果では、
60代ネットユーザーの6-7割がYahooを利用しているそうですが、
パソコン教室に来る人に限ると9割を超えている感覚です。

中には「インターネット=Yahoo」だと思っている人も…。

それほど支持されているYahooですが、
先日、Yahoo検索についての興味深い記事を目にしました。

自然検索(オーガニックサーチ)の「1位」が、
検索結果ページのファーストビューに出てこないとのこと。

==========================
ヤフーの自然検索結果がオワコンとなりつつある件
http://www.gootami.com/archives/7605
==========================

普段からよく検索を利用している人から見たら
こうした広告エリアは読み飛ばしてしまうところなのですが、
これ、実はシニアに対しては結構効果が見込めるんですよね。

というのも、シニアを対象としたユーザーテストを観察していると、
そのほとんどがこうした広告エリアを検索結果の一部として認識し、
積極的にリンクをクリックする傾向が高いからです。

「えっ、これ広告なの?」
「あー、確かにここに広告って書いてあるね、知らなかった」

テストが終わった後に聞くと、こんな答えが返ってきます。

これはネットアンケートモニターに登録しているような
少しリテラシが高い人でさえ同じ傾向を示します。

こうした状況を考慮すると、自然検索の対応に加えて、
集客の対象となる年代が上になるほど
積極的にYahooのリスティングを活用せざるを得なくなってきます。

ちなみにシニアユーザーの多くは
自分で検索ワードを考えることが苦手なせいか、
「サジェスト検索」や「もしかして機能」を
積極的にクリックしている様子もよく目にします。

リスティング広告の出稿ワードを考える際は、
こうした状況も考慮してチューニングしておきたいですね。

┌─目次───────────────────────────┐

【1】アンケートには現れない「言葉」を観察する

【2】ダイシン百貨店はシニアにとってのAmazonだった

【3】最近のシニア、ユーザビリティ、ECサイトに関するニュース

└──────────────────────────────┘

※このメールは、弊社ウェブサイトからメールマガジンのお申し込みを
いただいた方と、弊社メンバーと名刺交換をさせていただいた方にお送
りしています。

ご不要の方は、お手数ですが本メールの最下部より配信停止のお手続き
をお願いいたします。

┌┐
└■ 【1】アンケートには現れない「言葉」を観察する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

マミオンでは現在、シニアの消費行動をよりよく知るために、
自主調査として「シニア100人ヒアリングマラソン」を行っています。

シニアに限らず、自分の意見を言葉や文章にして
何かに書くという行為は、なかなか難しいものです。

そこで簡単なヒアリングも合わせて行うようにしたところ、
興味深い回答がザクザク取れるようになってきました。

巷にあふれるアンケート結果だけで、
対象者の実態をつかんだ気になってはいけないなと
改めて感じされられますね。

========================
アンケートには現れない「言葉」を観察する
http://goo.gl/V2n3eP
========================

┌┐
└■ 【2】ダイシン百貨店はシニアにとってのAmazonだった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、シニアビジネス界隈で有名な
『ダイシン百貨店』を見学しに行ってきました。

行ってみて驚いたのは、その圧倒的な品揃え。

シニア御用達のものはもちろん、
若い人が好みそうな商品カテゴリまでばっちりカバーしています。

ダイシン百貨店は、実は若い人がAmazonで済ませていることを、
リアル店舗で再現しているのかもしれないなと感じました。

========================
ダイシン百貨店はシニアにとってのAmazonだった
http://goo.gl/19QSe4
========================

┌┐
└■ 【3】最近のシニア、ユーザビリティ、ECサイトに関するニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

クロサカタツヤ 業界の先を読むICT千里眼 – ネット普及は「使えない」ではなく「使わない」ことが課題:ITpro

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20140627/567347/

運転し続けたい – NHK クローズアップ現代

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3527_all.html

豊かな長寿に貢献する高齢者市場開拓を | シンクタンクならニッセイ基礎研究所

http://www.nli-research.co.jp/report/researchers_eye/2014/eye140714-3.html

世界に先んじる日本が有利? 少子高齢化で拡大する市場に投資するなら:MONEYzine

http://moneyzine.jp/article/detail/211474

入力フォームの工夫 – ワザノバ | wazanova

http://wazanova.jp/items/1390

「シニア」なんて呼ばないで:人とつながりたいアクティブな熟年層を全力支援――富士通がシニア向けスマホで実現する価値とは? – ITmedia Mobile

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1407/23/news130.html

┌┐
└■ あ と が き
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

息子が生まれて早2か月。

先週、里帰り先から2人と1匹が戻ってきて、
新生活が始まりました。

こちらに戻ってきた初日、パパらしいことをしようと
張り切って子供をお風呂に入れてみました。

しかし、何が悪かったのか
バスチェアに置いたとたんにギャン泣きが始まり、
そのあとも体を洗いながら15分間全力で叫ぶ息子。

この経験がトラウマとなり、
最近はリビングから風呂場までの「運搬専任係」として
日々働かせていただいています。

いつか、一緒に入れる日が来るんだろうか…。

                         マミオン 佐藤


 

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