なぜ年を取ると腰が重くなるのか?

#ダイエットの話ではありません、悪しからず。
#なぜ、年を取ると新しいものに飛びつかなくなるか、という話です。

「最近の話題についていけなくなって年を感じるぅ」
などの台詞が、同い年の友達からも聞こえるようになった。

年を取ると話題についていけないだけではない、
色々なことに挑戦しなくなる、という特徴がある。

若い子はモノ・コトを見つけると自分で使い方を見出していく。

古い話で恐縮だが、私の花の女子高生時代(笑)には
ビジネスユースだったポケベルが女子高生のおもちゃになっていた。

なにか、自分流にしてしまおう、と、
気負わなくても、できている。

新しいことは楽しい。
楽しそうだから、やってみる。
飽きたらやめる。
楽しければ続ける。

ただ、それだけ。

それが、年をとるにしたがって
その「軽さ」がなくなって、だんだん慎重になる。

「失敗したらもったいない」
「使いこなせないかもしれないから」
「できないかもしれないから」
「今のままでもいいじゃないか、困ってないし」

そうして、新しいものに手を出すのが億劫になり
それが重なって、どんどん新しいことをしなくなり
そして老後を迎える。

30歳代のころから、新しいものに挑戦する癖を自らつけておかないと
老後に新しいことに挑戦しようとするとものすごくエネルギーが必要になる。

それを意識している30歳代はなかなかいないので
どうしても、年を取ると、新しいものに挑戦するのが億劫になる。

そして、新しいことに挑戦しない言い訳を作るようになる。

つまり、「新しいことに挑戦すれば?」と問われれば
「今のままで十分だし」と回答する。

「現状維持」を幸せだと思うがゆえに
新しいサービスに飛びつかない。

だから、高齢になると、モノの普及が遅くなる。

自分が使って失敗しない姿をイメージできるようになるまで
手を出さない。

私たちは、これを勝手に「金魚理論」と呼んでいる。

小さな金魚鉢にいる金魚に
「向こうの水槽の方が大きいよ!楽しいよ!」
「どうして、もっと広い視野を持たないんだ?」
「このままだと老け込むよ!」
「世の中にはもっと新しいものがあるよ!」

といっても、まず意味が解らない。伝わらない。
その言葉はすべてエネルギーと二酸化炭素の無駄である。

年をとればとるほど、
今の金魚鉢のサイズが適正に感じているし
(そうでなければ我慢できない)
その外の大きな水槽にはどんな魚が泳いでいるかもわからないし
新しいところで、新しいふるまいを覚えるのはとてもストレスなのだ。

であれば、今の水槽の中でいい。

そう思うのは仕方がない。

それでは、今の水槽がいいと思っているシニア層に
どう、次の水槽(新しいサービス)を使ってもらえるようになるのだろうか。

今、その分析をしているのだが
段階を踏んで水槽が移動していること、それが急激な変化でないことを
イメージさせなくてはいけないのではないかと思っている。

新しい水槽に移ることが
ストレスだと思うと、新しいことを拒否してしまうので
新しさを出さずに、尚且つ、
今のままだと水槽の保守の期限が切れるなどの説明をしつつ(イメージ、イメージ)
徐々に水槽を移していくのがいいのだと思う。

なぜ金魚理論かというと、
たまたま金魚の話をしていたから、なのであるが

若い人にとって、新しいこと=楽しいことは、
年を取ると新しいこと=ストレスのたまること
に変化をするのだから、
シニア層に新商品を展開するときには
とても注意したほうがいい、という話でした。

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