数学が楽しいことを大人に伝えたい。
これは2003年からの構想でした。8年を経て、ようやく、一歩前進した「大人塾」です。
大学生・社会人・中高年のための算数・数学塾、大人塾です。
2003年の企画書にはこうありました。
「完璧な大人なんていない。 でも、コドモはオトナの背を見て育つ。
コドモに学ぶことを楽しむ大人の背中を見せて
良い未来に貢献しようプロジェクト。
歴史はいろいろな人・糸によって紡がれている。
いわば、生きている私たちは、歴史を織っている人。だから織人。
次の世代のために、私たちはどういう布を織っていけばいいのかな。
学ぶ楽しさを次の世代のに伝えたい。
そのためには、まず、私たちから学ぶことを楽しむこと。」
2004年、大人向けの学校を作りたいと漠然と考えていた時に
知り合いの中学先生が、授業参観を許可してくださいました。
教室に、数名の生徒の母親。そしてわたし。
考え、ディスカッションし、問題意識を持つ、とてもいい授業でした。
授業が終わった後、
「私も中学時代に先生に出会っていたら、もっと人生が変わっていたかも」
と仰るお母様の一言が印象的で、
大人になってから、とっても勉強が楽しければ、
きっと子どもに「勉強の楽しさ」を伝えることができるだろうと
思い始めました。
そんな中、子どもに算数を教えているお母さんに遭遇しました。
問題を解いて渡す子ども、解説書を見ながら○×をつけるお母さん。
「ここ違う、やり直し。」
一生懸命考える子ども。
なんで違うのか、どうして間違ったのか、解説してほしいな、と、
外から見ていた私は思いました。
今は学校のため、受験のためにやっているかもしれない。
でも、大人になったときに「算数はやらされたからやったけど、あんなの必要ないよね!」と
言ってほしくないのです。
大人になれば、経理でも、在庫管理でも、小さなことから大きなことまで
算数・数学力が必要になります。
それなのに、子どもの間に
「大人になったら算数は答えを見ればいいのだ」と思われるのが嫌だなと。
さらに、友人が言いました。
「子どもの算数が解らない」
ご両親が子どもさんに算数の解説ができるようになれば、
少なくとも解説を見て子どもに解りやすく説明できるようになれば
子どももきっと算数が楽しくなると思います。
私が算数を好きになったのは、小学校時代の家庭教師の先生のおかげでした。
間違ったところをなぜ間違ったのか、どういう考え方をすればいいのか
参考書の解説ではわからないところを、解るように説明してくださいました。
そのとき思ったのです。
算数好きの子どもを育て、日本の未来をちょっと良くするのは
算数を楽しく解けるお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの役目だと。
それ以来、数学教室を開くのは夢でした。
私が目指しているものは、難しい数学ではありません。
解く楽しみがあり、子どもに教えたり、教えられたり
コミュニケーションができる算数・数学です。
もちろん、SPIなど、仕事で数学が必要になる方も多いでしょう。
そういう方も、数学で人生をお手伝いしたい。
数学って楽しいよね。そう言ってほしい。
教える担当に出会うまで、長い月日が経ちました。
色々な要因が重なり、
ようやく、大人塾、始動です。
私を算数好きに育ててくださった、算数・数学の面白さを感じさせてくださった
畑井先生、シスター真神、後藤先生、古垣内先生に心より感謝の気持ちを込めて。

