大学生・社会人のための算数・数学・SPI塾 大人塾

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構想は2003年、そしてようやく2011年にサービスとして着手いたしました。
大学生・社会人・中高年のための算数・数学塾「大人塾」です。
遠方で通えない方のための通信講座も提供しております。
2017年には大学向けSPI対策Eラーニングシステム「トオルゾウ」の提供を始めました。

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大人塾ができるまでの昔語り

2003年の企画書にはこうありました。

「完璧な大人なんていない。 でも、コドモはオトナの背を見て育つ。

コドモに学ぶことを楽しむ大人の背中を見せて
良い未来に貢献しようプロジェクト。

歴史はいろいろな人・糸によって紡がれている。
いわば、生きている私たちは、歴史を織っている人。だから織人。
次の世代のために、私たちはどういう布を織っていけばいいのかな。

学ぶ楽しさを次の世代の人たちに伝えたい。
そのためには、まず、私たちから学ぶことを楽しむこと。」

大人向けの数学塾を創りたい!

2004年、大人向けの学校を作りたいと漠然と考えていた時に知り合いの中学先生が、授業参観を許可してくださいました。
教室に、数名の生徒の母親。そしてわたし。
考え、ディスカッションし、問題意識を持つ、とてもいい授業でした。

授業が終わった後、
「私も中学時代に先生に出会っていたら、もっと人生が変わっていたかも」
と仰るお母様の一言が印象的で、
大人になってから、とっても勉強が楽しければ、きっと子どもに「勉強の楽しさ」を伝えることができるだろうと思い始めました。

今は学校のため、受験のためにやっているかもしれない。
でも、大人になったときに「算数はやらされたからやったけど、あんなの必要なかった!」と言ってほしくないのです。

ターゲットは、子どもに教えたい両親・祖父母でどうだろう?

ある日、友人が言いました。

「子どもの算数が解らない」

ご両親が子どもさんに算数の解説ができるようになれば、少なくとも解説を見て子どもに解りやすく説明できるようになれば
子どももきっと算数が楽しくなると思います。

そのとき思ったのです。

算数好きの子どもを育て、日本の未来をちょっと良くするのは
算数を楽しく解けるお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの役目だと。

それ以来、大人向けの数学教室を開くのが夢でした。

プレ大人塾、開始。

2008年、友人を集めて数学サークルを創りました。
講師をしてくれる大学生を見つけて月に1回、会社に集まり、数学を解いていました。
自分は楽しい。友達も楽しい。帰りに飲みに行くのも楽しい。
でも、このままでは、広がらない。
おじいちゃん、おばあちゃんには広がらない。
打開策が見えず、悶々としていました。

暇すぎるから、とりあえず、今やろう!

2011年に東日本大震災が起き、
パソコン教室に通う人が一気にいなくなりました。
しかし、人員はいます。
ちょうどスタッフの一人が、塾講経験があり、
算数が得意だったため
小学校の指導要領を大人向けに改変し
大人塾の教材を作成し始めました。
中学受験の問題なども取りそろえ
算数・数学を楽しんでもらおう、と意気込んでいました。

「気軽に・楽しく」算数を学べる場所を提供しよう!

2011年11月、大人塾オープン

構想8年かけてのオープンです。
しかし、お客様は月に数名。
それも、最も多いのは、数学がとても苦手な方がSPI対策の方。
当初の「趣味でゴリゴリ算数っ!」という方は、幻でした。(今はそういう方もいらっしゃいますが)

わからない、ということを実感する日々

自分自身が小さな頃から、算数・数学が比較的得意であったため、
「わからない」ということがわからない状況でした。

パソコン教室では教え慣れていても、数学はまた0からの積み重ねになります。
毎日が試行錯誤でした。
当たり前の計算を、わかるよう鬼教えるというのは、相手が何をわかっていないかをわかるべし、
さらに、目標に到達するまでの過程をどうするかを考えるのが教える側の手腕だと考えさせられました。

受講者の増加で運営が回らなくなる

受講者が増えてくるにつれ、教えることをもっと効率よくしなければ、回らなくなってきました

当初目指した「気軽な数学」の料金体系では、一人の講師で複数名を見なくてはいけません。
料金をガッツリ上げて、一人一人を見るか、
料金は手軽なまま、どうにか複数人を指導できる方法を見つけるか・・・

そこで、考えたのが「スライド形式」でした。

単元ごとの解説スライドを作成し、見ていただいて、その後問題を解く。
そうすると、解説をする手間が省けます。
そして、スライドを作り始めました。

だが、スライドを創るのは結構大変だ・・・

解説のスライドを作るというのは、かなりの手間です。
当初、理系大学生に来てもらい、作ってもらったりもしたのですが
教える経験が浅いと、解説がとても難しくなってしまうと言うことがわかりました。
本人がわかっている分、説明を当たり前のように端折ってしまうためです。
とはいえ、数学知識が「普通」の人が創るスライドは、説明になっていないこともありました。
元高校の先生にも作ってもらったのですが、それは面白みのないものになり
結局、パソコンテキスト作成にも慣れている私自身が、解説スライドを作成し
他の人にチェックをしてもらうことにしました。

お客様から誤字を指摘されたり、自分で見つけたり(これ結構落ち込むのです)
パソコン教室パソカレッジを始めた頃のことを思い出しました。

スライドを何度も作り直す

大人塾がオープンしてから最も多い受講生は
「数学に苦手意識があり、かつ正社員登用などの試験がある」方でした。

受験した方にヒアリングを行い、
試験の情報を集めつつ、どうやって高得点を取れるようになるかを考えました。

数学がとても苦手な方が多く、
慣れた人には、意識せずにできるところをどう早く、しっかり理解していただくか。

単元の順番、スライドの内容、いろいろ試行錯誤していました。
1ヶ月お休みをしていたアルバイト君が久しぶりに教えたときには
「1ヶ月しかお休みじゃなかったのに、浦島太郎の気分」と言うほど。
とにかく、どうやったらわかりやすいかをテストする毎日でした。

Eラーニングスタート!

カリキュラム、教える順番、教え方も大分確立してきました。
次は通信講座(Eラーニング)への着手です。
使用するプラットフォームは、いろいろいじった結果、世界的なLMSのOSSであるMoodleに決定。
決め手はオープンソースだったこともありますが、
Moodleのコミュニティに感動した、ということもあります。

とはいえ、こちらも簡単にはいかず。
私たちの勉強の肝であるスライドをどう見せるか。
受講生にどのように試験を受けてもらうのか。
あーでもない、こーでもないで、壊したMoodleは数知れず。
一時、Moodle構築恐怖症になりかけました。
(それを救って下さったのがMoodle Tokyo cafeです。)

さらに、サポートをどうするかなど、細かい悩みもありました。
当初、サポートは料金に含まれていましたが、
ある日、「わかりやすかったので、サポートを使わなかった。その分割引して欲しい」という電話がかかってきたため、
システム改善時に、サポート料金は別途として、コースの料金を下げました。

コンテンツの入れ込み、問題の入れ込み。
(当初はサポートがあるので、問題の解説がありませんでした。)
そして、ようやく、通信講座が始まりました。

一難去ってまた一難?!

当初は問題に解説がありませんでした。
システム改善時に全て解説を入れることに。(その代わりサポートをなくすので)

これが、とにかく大変で
スタッフの力なくては何も進みませんでした。

気づくと全部で2000問近く、
それに対して通塾の場合は口頭で全て解説をするため、
1問も解説を用意していなかったのですから
スタッフの大変さは、推して知るべし、です。

技術のスタッフが入って技術的にはとても楽になったのですが、
ご要望に応じてコースを増やしたりで、常に工事中のイメージです。

最終的に「数学楽しい」と言っていただきたい!

現在も多くの受講生の方に通っていただき、紹介も頂きながら、元気に楽しくお勉強中です。
少しでも、数学が楽しいと言っていただけるように、
そして、一人でも多くの方に受かっていただけるように
サービスを提供しております。

当初の目的の、ご高齢の方も少しですが、人数が増え始めました。
スタッフも増え、学べる内容も拡がり、口コミ効果もあり、始めた頃のさみしさは今は昔です。

2018年には、大学様にもようやくコースを収めることができ、
皆さんにご利用頂いて、テストに受かって評判がどんどん良くなれば・・・などと妄想しています。

大人塾の今後

思ったより、数学が苦手な方が多いです。
特に、数学ができないということは、ちょっとしたコンプレックスにもつながっているような気がします。
大人塾では、学びたいときに、学びたい人が気軽に始められる、当初の目的を忘れずに
できないことは、恥ずかしいことではなく、今からできるようになればいいことと考え
リメディアル教育・学び直し教育を支援していきます。

協業なども大歓迎です。
お気軽にお声がけ下さい。

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謝辞

このサービスを開始するきっかけを作ってくださった
畑井先生、シスター真神、古垣内先生に感謝の気持ちを込めて。