月延べ600名が通う大人教育(パソコン、数学)の現場から得られた生の声を活かしながら、シニア層に対して1対1のインタビュー調査を行っております。
「アンケート調査は実施した。でも、実際にそんな人がいるのか、それがどういう人なのか想像がつかない。」と、弊社にヒアリング調査をご依頼いただくことが多くなっています。
アンケート調査は全体の傾向を持つために重要ですが、新製品や新サービス、サービスの改良や集客などを考えた時には、マクロ視点だけではなく、ミクロ視点のペルソナを設定することが成功のカギとなります。
インタビュー調査は数値を肉付けするものであり、シニアビジネスを成功に近づけるマーケティングリサーチの手法です。
インタビュー調査とは
アンケート調査はターゲット像の骨組みを知るために有効です。そしてインタビュー調査では、アンケート調査では見えない人物像を浮かび上がらせることができます。
インタビュー調査では、テーマを定め、被験者と雑談するようにインタビューをはじめます。
対象者の表情や態度を観察しながら調査を進めるため、臨機応変に質問文を変えたり、気になることはより深く聞くことが可能です。
また、対象者に合わせその場で質問の順序や内容を変更しながら進めるため、「なぜそう思うか」「なぜそうするのか」といったより深い、アンケート調査で知るには難しい種類の質問にも対応することができます。
5000人以上のシニア層と接してきた「生の声」を活かしています
数字上で消費者と接するのは解りやすいですが、本音はリアルな現場にしかありません。
私たちはグループインタビューの時だけシニア層に会うというのとは違い、日々、多くのシニア層と接しているので情報の深みが違います。
常に現場でシニア層を確認できること、数百人のシニアの顔がすぐに思い出せること、
少人数に対して行われたヒアリング調査で「その人の問題か」「シニアの問題か」などを切り分けしやすいこと、
大人数のシニア層に会っていない場合、気づきが「若者視点」になりがちですが、
私たちは、大人数のシニア層に会っているので、気づきのミスを減らせます。
つまり、シニア層の普段の生活を知っていることは私たちの最大の強みです。
グループインタビューではなく、1対1のインタビュー調査の理由
グループインタビューではなく、個別のヒアリング調査を実施しているのは、シニア層がグループインタビューに向いていないためです。
グループインタビューではメンバーの声の大きい人がグループの方向を持って行ってしまうことが多く、また、一人でもおしゃべり好きな方がいると(シニア層はそういう人が5人いれば2人います)発言できない人や張り合ってしまう人が出てしまいます。ヒアリング調査はそのような欠点をなくすために1対1で行っています。
こんな時にご活用下さい
シニア層の現状生活確認調査
アイデア創出に関わる現状把握のためのヒアリング調査
新製品のヒントはしばしば消費者の不満に隠れています。
そのため、ターゲットとしたい人がどのような生活をしているのか、どのような点に困っているのか、満足しているのかを知る必要があります。
企画段階からコンサルテーションを行い、弊社が保有しているシニア層に関する知識を活かしシニア層に対し、ヒアリング調査の企画・設計から行います。
シニア向け商品コンセプト開発のための調査
どのような製品・サービスを提供するか決まった後は、ターゲットを明確にするとともにその対象者の利用方法や対象者・購入予定者像を浮かび上がらせる必要があります。
商品の方向性を伺いながら、的確なリクルーティングをした上でヒアリング調査を行います。
その製品がどのようにシニア層に捉えられているか、シニア市場での受容性、想定使用状況などを知ることができます。あなたの製品戦略をより明確なものにします。
テストマーケティングとしてのヒアリング調査
市場開拓をする前に実際にその製品をシニア層に配布し、その使用感についてヒアリング調査を行います。
グループインタビュー、アンケートとの違い
メリット | デメリット | 利用シーン | |
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1対1インタビュー (ヒアリング調査) |
・表情を含め、対象者の自然な声を汲み取ることが出来る
・ 発言から、質問内容をその場で増やすことができ、全く新しい視点で商品やサービスを改善するきっかけを得られる |
・大規模な人数の調査は難しい | ・より深い意見を聞きたい時
・アンケートから浮かび上がるシニア層像により近付きたい、リアリティを持たせたい時 |
グループインタビュー | 一度に多くの人から意見を聞くことができる | 他人の意見に引っ張られやすい。
特にシニア層は一人がしゃべり始めると止まらなくなる傾向がある。 |
一度に多くの人の意見を発言という形で得たいとき
(※シニア層をターゲットとする調査には不向き) |
アンケート調査 | ・大規模な人数の回収ができ、統計的な分析がし易い | ・ネットリサーチでは比較的インターネット習熟度の高い人のデータが収集されることになり、「使えない」層のデータは省かれる
・予定された質問内容以外のことに関する回答を得られない ・ 解釈の仕方により,現実と乖離した調査結果になる ・あいまいな答えに対応できない ・アンケート調査後、ヒアリング調査をすることで欠点がカバーされます |
全体の傾向を知りたいときに |
調査事例
新規ビジネスの可能性を探る・・・B社・ヒアリングによる孫に対する投資状況調査
目的 | ・ECコンテンツ開発のための孫に対する投資状況調査 ・新規ビジネスを始めるための市場調査 |
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内容 | シニア向けECコンテンツ開発のため、孫への投資状況を15人のシニア層にヒアリング調査かつ追跡調査 |
結果 | 予測より遊具・玩具への投資が低いことが解り、サービスの規模を改善 |
クライアント様へ提案の為の調査・・・D社・ヒアリングによる生活実態調査
目的 | 定期的に飲まなくてはいけない商品の飲用習慣を忘れないためのシステムを開発するため、シニアの生活実態を調査 |
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内容 | 簡易アンケートとヒアリングから、服用対象となりうるシニアの生活実態を調査。調査結果からシステムの提案 |
結果 | 服用対象者特有の生活状況が判明。予定していた提案内容は適さないことが解る。当社からの提案により新しい角度からサービス提供を提案。 |
新商品の受容性についての調査・・・N社
目的 | 新商品を開発するにあたって、どのような人が利用するかペルソナを作成するとともにどのような使い方が想定されるかについての調査 |
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内容 | 商品に関するモノに興味がある人20名にヒアリング調査。その商品に関するものを現在どのように利用して、どのように考えているのか、また商品を購入する時にどのような情報を得ているのかについて伺う |
クライアント様へ提案のための調査・・・K社
目的 | シニア層の娯楽の実態を調査し、クライアント様が保有するサービスをシニア層にどのように浸透していくか提案資料を作るための調査 |
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内容 | ヒアリング調査から、シニア層がなぜそのサービスを使うのか、使っている最中にどのようなことを考えているのかを調査 |
結果 | 新サービスの提案に結びつく |
サービス内容・料金
調査設計費+人数変動費+分析・レポーティング費のセットが基本となります。
ヒアリング内容やリクルーティング難易度、レポート内容によって変動しますので、都度お見積りを出させていただいております。少人数のヒアリング調査でもお気軽にお問い合わせください。
また、OEMとしてのご利用もご相談ください。
実施例
調査タイトル | シニア層の孫へのプレゼント調査 |
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調査内容 | 新規事業のためのプレ調査。最近お孫さんプレゼントした物について伺い、それをどのように選んだのかなどをヒアリング。 |
人数 | 5名 |
期間 | 5営業日 |
納品物 | ・分析レポート(PDF形式) |
料金 | 30万円~ |
調査タイトル | シニア層の生活現状調査 |
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調査内容 | その製品にまつわる現状の利用方法や不満などをヒアリング。 リクルーティングも詳細な条件のもとに行う。 |
人数 | 15名 |
期間 | 1か月半 |
納品物 | ・分析レポート(PDF形式) ・ヒアリング発言録(XLS形式) |
料金 | 100万円~ |
その他、オプションとして
他調査との組み合わせ、ペルソナ作成、訪問調査なども承ります。
また上記のご予算の範囲外でも、
状況等に合わせて柔軟に調査プランをご提案いたします。
※顔が見える関係上、対象者に伺いづらい項目が含まれている場合、ご依頼をお断りする場合があります。ご了承下さい。