ユーザーテストとは、被験者に実際に機械やWebサイトを操作してもらい、つまづくところ、見やすさなどを評価する調査手法です。
一般的にはタスク(課題)を事前に設定し、そのタスクの達成率、また、つまづいた点や質問を受けた点について評価をします。

なぜユーザーテストが必要なのか

使える人は「使えない人」を想像するのは至難の技です。実際に御教室に見学にいらした制作者の方が「こういうところが見えないのか!」と驚く場面に何度も遭遇しています。

“使いやすさ”は机上から始めるものではなく、“現場”で起きているのです!

ユーザーテストでわかること

ユーザーテストでは、実際にユーザーになる方にテストルームにお越しいただき、
指定のタスクにしたがってサイトを操作していただきます。

操作中は考えていることをできるだけ発言してもらい、
操作が終わった後に改めてヒアリング調査を行います。
また同時にアイトラッキングマシンを用いて、ユーザーの視線も記録します。

 

ユーザーテストでは、例えば以下のようなことがわかります。

  • ユーザーは商品の説明文を読んでくれたのか?
  • サイトの操作で難しいところはなかったか?
  • なぜイチオシ商品を買ってくれないのか?
  • 買い物が終わったとき、満足して笑顔になってくれたのか?

またテスト範囲をサイトの周辺まで広げれば、こんなことまでわかります。

  • なぜこのサイトで買おう/買いたくないと思ったのか?
  • リスティング広告はどのくらい見られるのか?
  • 競合のショップが人気の理由は何か?

 

テスト人数は、3-5名で十分です

ユーザーテストはサイトの規模や目的に合わせて、さまざまな人数で行われます。

少人数のテストでは精度が落ちるのでは?と思われることがありますが、
ユーザーテストはアンケート調査とは質が異なるため、
一つの対象グループにつき3-5名程度で行うのが一般的です。

小規模でもよいので、なるべく多くの回数を

ユーザーテストは、サイトの修正前と修正後の2度できるのが理想的です。

初回のユーザーテストの目的は、主に現状の問題点の把握です。
テストで発見された問題点を改善するために、デザインや表現に修正を加えます。

 

そして2度目のテストでは、
・問題が解決できているか
・加えた修正によって別の問題が発生していないか
この2つを確認するための目的で行われます。

決定的な問題点はほぼ解消されているはずですが、
期待していた改善効果が得られなかったり、
改善されていてもその修正のために別の問題が起きていることがあれば、
再修正の機会を得ることができます。

また、最初のテストで発見されなかった新たな問題が確認されることもあります。

ユーザーテストのコツは、
一度に多くの人で行うより、小人数で複数回行うことです。

テストを行ったからといって、急に素晴らしいサイトになることは難しいです。
こうした改善活動を地道に繰り返していくことによって、
使いやすい、わかりやすいサイトに段々と近づいていくのです。