マミオン有限会社-シニアビジネス、シニアマーケット/シニア市場調査、ユーザビリティ調査、シニア向けパソコン教室運営等

Home > マミオン公式ブログ

シニア世帯の通信・家電に関する支出【家計消費状況調査】

2011年5月13日   by mami シニア統計データ | Tag: ,,

シニア世帯の通信・家電に関する支出

家計消費状況調査を用いて、世帯主が65歳以上の家庭について2004年から2010年までの1か月あたりの支出を項目ごとにまとめた。

通信・放送受信に関する支出
■65歳以上の世帯の支出

近年はシニア世帯でも携帯電話・PHSの使用料が伸びており、2006年を境に固定電話使用料を抜いた。
またインターネット接続料も緩やかに上昇を続けており、2010年には平均1000円/月に達した。毎月のインターネットの使用料金が4000円程度であると考えると、約4~5世帯に1世帯がインターネットプロバイダと契約をしていると推測される。

■年齢階級別の比較

どの世帯でも携帯電話・PHSの使用料が最も高い。世帯主が40~50代の場合が使用料が最も高いが、これは
・家族全員分の支出額を計上している
・携帯電話を使う年頃の子どもがいることが多い
ためであろう。また~24歳の世帯の多くが単身世帯であるにも関わらず月の支出額は約8000円とかなり高い。

携帯・PHS使用料は世帯主が50~54歳の場合がピークで、それより年代が上の世帯では急速に使用料が下がっている。インターネット接続料金も同様に50~54歳の世帯を境に減少傾向にある。固定電話使用料では、40代~70代以上の世帯でそれほど差はない。

家電に関する支出
■65歳以上の世帯の支出

テレビに関する費用は地デジ化の影響で近年大きく伸びている。しかしそれ以前の2004年ころからも順調に伸びていることには変わりがない。

支出額の変動が顕著なものとしては、エアコンも挙げられる。2010年のエアコンへの支出額近年多かったが、これは猛暑に加えてエコポイントにより買い替えが促進されたためである。今夏は震災による電力不足の影響でエアコンの購入買い控えも懸念される。

また冷蔵庫の購入額はここ2~3年で伸びており、パソコンの購入額は2009年にやや落ち込んだが2010年には持ち直している。

■年齢階級別の比較

どの項目も特徴的な動きをしている。
まずパソコンへの支出額は二つのピークがあり、一つは25~29歳の世帯、もう一つは50~54歳の世帯である。
パソコンへの支出が50~54歳以上の世帯で大きく減少するのに対して、テレビへの支出は50~54歳で毎月4500円に達し、その後ほぼ横ばいに推移している。これは50歳以上の世帯ではテレビに関しての消費行動(購入頻度や購入するテレビのモデルといったもの)が似通ってくることを示唆しているのではないか。

データ出典
家庭消費状況調査


アクティブシニアのイメージとシニア市場

2011年5月10日   by mami コラム | Tag: ,

団塊世代の大量定年退職期が始まったのが2007年。
それに合わせ、多くの企業が「アクティブシニア」をターゲットにした数々のシニア市場向け戦略を展開しました。

さて、2011年現在、アクティブシニア市場はどうなっているでしょうか。

当初の盛り上がりと比べそれほどの伸びを感じなかった、停滞気味である、
プロジェクトを立ち上げたものの撤退をした・・・という声も多く聞こえています。

私たちは1.顧客のニーズがつかめない 2.シニア世代向けをうたった商品やサービスが売れない という相談をよく受けます。

お話を聞くと、想像上のアクティブシニアのイメージが先行してしまっているケースや、“シニア特有のニーズがどこかにあるに違いない”と考え無理をしているケースが多いようです。

現実のシニアはあなたの考えているシニアとは違うかもしれません。
アクティブシニアとはどんな人なのでしょうか。若者とどう違うのでしょうか。

シニア層と若手のちがいはどこ?

「あなたは若いからいいね。元気があって未来があって」
「いやいや、いろいろ学ばせてください○○さん」
「そうか? 新しいことは若い人の方がよく知っているだろう。年をとるともの覚えが悪くなってねぇ」

シニアと若者で交わされるあたり障りのない会話です。

ここからわかるように、若手と比べてシニアが多く持っているものは<経験>。(それから<お金>もシニアが有り余るほど持っている・・・と思われてきました)

<時間><からだ(健康)>は若手に軍配が上がります。

シニアにとって、<経験>は決して減ることのない財産です。
若者にとって<経験>は、これから得ることのできる財産です。

一方で、<時間><からだ(健康)>は若者にとっては当たり前にあるものです。
シニアにとってはどうでしょうか。
これらは失うと取り戻すのが大変なイメージがあります。
そのため、時間や健康について、シニアは焦りの気持ちや、健康を維持していきたいという思いが若者よりも強くあります。

アクティブシニアはお金を持っている?

『シニア・シルバーはお金を持っている、それを消費してもらおう!』

身も蓋もありませんが、この考えがアクティブシニア市場への仕掛けが盛んに行われた大きな要因のひとつであることは間違いありません。
しかし、それほど大きな動きは見られず、「シニア向け商材を提供してもなんとなくシニアは財布が堅い」「決め手となるようなシニア特有のニーズがつかめない」という結論に達しているようです。

お金を増やす方法は、一般的には働くか投資するかしかありません。
このどちらも、シニアにとって難易度が高くなっています。
投資するためのお金はあるかもしれませんが、投資に重要な要素である<時間>は若い頃と比べ見劣りし、動きが制限されます。

シニアが性格的にケチであったり、将来を極端に不安がっているわけではありません。<時間>が少ないということは、お金を殖やすには不利であるという単純な理屈を忘れないようにしたいところです。

シニアに求められるサービスとは?

【シニア】という大雑把な括りで顧客を捉えると、たいていの場合ニーズをつかみきれず、事業は進展しません。
しかし、「旅行」や「健康食品」といったサービスがシニアからの人気が高いことは明白です。

シニアにとっての<健康>や<時間>について正確に読み解くことは、シニアの心を捉えられるサービスに繋がります。
シニアに旅行需要が高いのは、「定年退職で時間ができたから」だけではありません。
自分や家族が健康なうちに、世界を楽しんでおきたいという気持ちがあるからです。

また、若手がシニア向けサービスを考えるとどうしても「シニアが過去の経験を生かせるように」という思いがあふれがちです。
実際には、多くのアクティブシニアは未来を見て、限りある時間を大切にしたいと考えています。

■シニアの持つ不安感を払拭できるサービス
■現在から未来にかけての時間を大切にするサービス

こういった観点で考えると、アクティブシニアのためのサービスも視界が開けてくるのではないでしょうか。


日本の人口に関する統計【日本の統計2011】

2011年5月2日   by mami シニア統計データ | Tag: ,,

以下は2011年度版の人口推計の結果である。日本の人口に関して、シニアに関するデータを中心に集めた。

人口推移と将来予測
日本の人口は2007年の127,771千人を頂点として、減少傾向にあり、今後も減少が続くと考えられている。将来人口が一億人を切るのは2040年代後半と予測されている。

年齢階級別人口推移と将来予測
年齢階級別の人口は、1995年に生産年齢人口がピークを迎え、またその次の年に年少人口と老年人口が逆転した。老年人口は2040年代まで伸び続け、そのあとは減少に転じると考えられている。

年齢階級別人口構成比の推移と将来予測
年齢階級別の人口構成比では、65歳以上の人口構成比が2009年に22.7%となり2050年頃に40%を超えると予測されている。

年齢各歳別人口
年齢各歳別人口は以下の通りになっている。40歳までは男性の方が多いが、逆にシニア層では女性の方が人口は多くなっている。

平均寿命の推移
平均寿命は2009年に女性が86.44年(25年連続世界一)、男性が79.59年に達している。主に心疾患や肺炎で死亡する割合が下がっていることが平均寿命の延びにつながっているようだ。また、男女間で寿命の差がじわじわと広がっている様子もうかがえる。

出典 総務省統計局刊行,総務省統計研修所編集「日本の統計 2011」


 


メールマガジンはこちらから
ブログを購読する
公式Twitter