マミオン有限会社-シニアビジネス、シニアマーケット/シニア市場調査、ユーザビリティ調査、シニア向けパソコン教室運営等

Home > マミオン公式ブログ

スマートフォンは本当に『難しい』?初心者体験会レポート

2012年5月8日   by stj064 コラム | Tag: ,

「スマートフォンって今はやってるでしょ?買おうか迷っているんだけど…」
「買うのは勇気がいいるけど、ちょっとだけ触ってみたいわ」
そんな方々のための『スマートフォン体験会』が、先週20日(金)に開催されました。

 

参加者は飛び入りも含めて10名。
約1時間半の体験会では、こんなことをやりました。

  • 電源の入れ方と文字入力
  • 『カメラ』で写真を撮って隣の人に送る
  • 『マップ』で現在地からスカイツリーまでの道順を調べる
  • 『Safari(インターネット)』を使ってわからない言葉を検索する

 

喜んで触っていたところ

皆さんにウケがよかったのは、こんなところでした。

・カメラで自分が映ると大盛り上がり
・写真を削除するときにゴミ箱が吸い込むようなアニメーションがおもしろい
・地図で「スカイツリー」と入れたらピンが上から降ってきた
・地図の隅を触るとページがめくれるように動く

UIという観点では、実世界と近い動きや例えは受け入れられやすいようです。
また所々の細かいトランジションの動きも、理解を促進しています。

中にはすでにiPhoneを持っている方もいらっしゃったのですが、
「ああ!こんなふうにすれば良かったんだあ~!」
「持っているだけで、全然宝の持ち腐れだったわ~w」
と、基本的な操作にも関わらず、とても嬉しそうなリアクションをされていました。

こういう反応を見て、改めて新しい製品を市場に出す際には、
「使えるようになる」ところまでをしっかり考えないといけないなと思わされました。

 

困っていたところ

一方で、多くの方が戸惑っていたのはこんなところでした。

・指でターゲットが隠れるので、思ったところをタップできない
・「ここを押してください」と言うと、ギューッと押し続けてしまう
・文字入力で「く」を打とうとしても「かかか」になってしまう
・知らない用語の入った設定を、訳のわからないままいじってしまう

やはりタッチパネル独特の感覚がつかめないことや、
ケータイ方式の文字入力が最初のハードルのようです。

そして、やっとの思いで操作を終えたあと、
ふと「難しい…。」とつぶやかれたりします。

 

『難しい』の本当の意味

今回の体験会を担当したスタッフが、終了後に書いた感想の一部を紹介します。

人は、聞き慣れないやりなれない事に対峙した時、そのストレスをぶつける言葉が「難しい」なんだと思いました。

だから、例えひとつのボタンをクリックするだけだろうが、ワンタッチだろうが、操作そのものがいかにシンプルであろうと、そのボタンを見慣れていなければ、「難しい」と吐き捨てるように言うのだと思います。

ユーザーテストなどを行っていても、
「難しくて私にはできないわ…」なんて口にする方もよくいらっしゃいます。

でもそんな方に限って、技術的にはよっぽど難しい「車の運転」なんかを
やすやすとされていたりするわけで。

 

『難しい』という言葉は、それが本当に難しいわけではなく、
たまったストレスを吐き出す1つの方法なんだな、ということが
この感想を読んでスッと腑に落ちました。

技術的には簡単なことなのにできないワタシ、
そういう「認知的不協和」状態を解消する魔法のワードが『難しい』なのかもしれません。

 

例えば今後のユーザーテストでユーザーが「難しい」と言った場合、
・なぜ難しいと思わせてしまったのか?
・それは慣れや学習によってクリアできないか?
ということを意識して分析しないと、本当の課題やその向こうにある大きなメリットを
みすみす見逃してしまう恐れがあるな、と改めて感じた体験会でした。

 

マミオンでは、こうした「慣れ、学習」のプロセスまで考慮したサービス開発のお手伝いをしています。詳細はこちらからご確認ください。


アクティブシニア女性の分類

2012年4月27日   by mami コラム | Tag: ,,

「アクティブシニア」と一言で言っても、色々な人がいますよね。
「アクティブシニアを狙え!」と言われても、正直、どんな人なのかよく解らない…
そんなあなたのために、アクティブシニア特集を致します。

まず、今までの調査結果や観察記録などより、アクティブシニア女性を5パターンに分類し、以下のようにまとめました。

A.仕切り屋さん!

人を引っ張っていくタイプ。
幹事を引き受ける。食べログなどを使いまくり、新しいお店の開拓を進める。
誰よりも流行に詳しくないと自分を許せないため
出遅れたものに対しては一切興味を抱かない。
とにかく元気。色々なものに首を突っ込む。
やりたいことがたくさんありすぎて、忙しい。
好奇心の塊。

B.みんなで行動が大好き

基本的に「皆がやっている」ことに弱い。
仕切り屋さんの後をついていくことが多い。
基本的なことは色々できるが、深くは追及しない。
お友達や子どもと出かけるのが好き。
ワイワイ騒ぐのが大好き!
携帯のメールを使いこなす。
インターネットはよく解らない。難しいことは嫌い。

C.流行好きのマイペース

とても流行っているモノには興味がないが、
基本的な流行は抑えている。
面白ければ周りが飽きようが、淡々と続ける。
お一人様の旅行も平気。
やりたいことは殆どできているが、さらに挑戦したいことがたくさんある。
好奇心が強いが、誰かに負けないため、というわけではなく、
自分のアンテナに引っかかるものに対してマイペースに興味を持つ。
いくつもサークルに入っており、サークルごとの友達がいる。
(ただし、深い付き合いはしない)
ネットサーフィンが好き。

D.自分で判断、一匹狼

人からの干渉が好きではない。
携帯は縛られているようで好きではない。
自分の趣味を極める人もいる。
やりたいことはやっているので満足。
他のことをやりたい!という気持ちは弱い。
テレビは見ているが、自分の趣味のこと以外あまり興味がない。

E.新しいことは好きではない

保守的、昔ながらの近所のお友達や子どものお友達、パートでできた友達とは付き合うが
新しい友達を作りたい、新しい趣味を作りたいなどの意欲はあまりない。
新しい情報は特に得ようと思わなくてもテレビで十分。
ただ、テレビで人気と言われると、そうなんだと思って思わず話題作りに買ってしまう。

次回からはそれぞれの分類について書いてまいります。

※アクティブ=出歩く元気を保有している(出歩くかどうかは別として)人と定義し、アクティブシニア女性を分類しました。


ECサイト勉強会にて「スマホ対応のポイント」について発表しました

2012年4月24日   by stj064 メディア掲載・講演,ユーザビリティTips | Tag: ,,

先週20日(金)、OSMC(オンラインショップ・マスターズクラブ)
『東京スマホ勉強会』がマミオンの研修室にて行われました。

参加された方々は、およそ20人強。
山形や仙台、静岡など、東日本各地からお集りです。

 

勉強会の後半に、マミオンの佐藤より
「スマホ対応のポイント」としてお話をさせていただいたので、
その内容をご紹介したいと思います。

 

スマホ対応のポイント

実際に勉強会で使用したスライドはこちらです。

スライドの内容は、前回のブログ記事を元に作成しています。

専用サイトじゃなくてもいいの?中小ECサイトのためのスマホ対応策のポイント | マミオン有限会社

また当日は、Reflection.appというスクリーンキャストのソフトを用い、
実際のサイトをiPhoneで閲覧している様子も交えながらお話ししました。

iPhone、iPadのユーザーテストが簡単に!Reflection.appを試してみた – stj064 Life Lab

 

スライドの最後で紹介した『フラノデリス』という洋菓子ショップでは、
商品を選ぶ段階ではPCサイトと同じページで、
商品をカートに入れてからはスマホ最適化デザインに変わります。

こちらが実際にサイトを使用している動画です。

これが意識して作られたものなのかどうかはわかりませんが、
結果的に商品を選ぶ段階では一覧性が高く、眺めていて楽しい一方で、
注文段階では入力や確認がしやすいというサイトになっています。
こういった「組み合わせ対応」も、一つのよい事例かと思い紹介しました。

 

今回のポイントに基づき、サイトのレビューを行いました

次に、今回紹介したポイントをもとに
参加されたオーナーさんのサイトをいくつかレビューさせていただきました。

田中かばん店

 
・見出しが見えないので、どこを拡大すべきかパッと判断できない
・大きな画像の上に空白があってもったいない
・大きな画像は商品なのか?イメージ画像なのか?わからない
・ページ内検索のフォームが見つからない
・ページ下部で商品が並んでいるところの方が楽しそうに見える
・商品詳細ページで、「カートに入れるボタン」があるブロックが幅広すぎる

ネイル@Color

 
・トップに大きな空白スペース(Flashではなくレイアウト崩れ?)
・ある程度見出しの大きさはあるものの、コントラストが小さく読みにくい
・左側のメニュー見出しが小さく、拡大して下まで全部確認しないとならない
・商品詳細ページで画像をタップしたときの別ウィンドウへの挙動がわかりにくい
 (直上に書いてはあるが、読むタイミングがない)

アーロンチェアの庄文堂ネクスト

 
・スマホ専用サイトが用意されているが、無機質で寂しい感じがする
・スマホでアーロンチェアのサイトに来る人は、何を求めているのか?
 (買いやすさよりも、ラインアップや情報を見たいのでは?)
・PCサイトのバナー部分を縦に並べて見ているだけでも楽しそう

お守り文字

 
・見出しや余白が大きく、写真も適切に配置されていて、拡大すべき場所を決めやすい
・ブロックを拡大した時に、次への誘導リンクからアクションを起こしやすい
・メルマガ登録フォームがサイドバーにあり、適切な大きさに拡大しやすい

 

今回見た中で特筆すべきは、最後の『お守り文字』さんのサイトです。
知ってか知らずか今回紹介したポイントを見事にクリアされていて、
スマホでも非常にスムースな閲覧ができました。

特にトップから一度DIVブロックを拡大させて、さらにその次へ誘導する流れは、
スマホユーザーの行動をうまく設計していると思いました。

 

またスマホへの対応を考えると、
やはりTableタグレイアウトよりもDIVブロック中心のレイアウトの方が
横幅や見栄えの制御がしやすいので有利だと感じました。

 

まとめ:スマホ対応しながら、PCサイトも改善できる

今回紹介したスマホ対応のポイントは、
PCサイトにも副次的によい効果をもたらすことができます。

デバイスによるユーザーの違いについて考えること、
ジャンプ率の高いデザインにすることでPCでも見やすくなること、
Tableや画像中心のデザインから、CSSやブロック中心に切り替えること等々。

 

また細かいユーザビリティ改善ももちろん大事ですが、
一番大切なのは、どんなユーザーがどんな目的で使っているかを把握することです。

それを知るために必要なのが、アクセス解析やユーザーテスト。

マミオンではこれらを組み合わせて、ECサイトのオーナーさんに最適なサポートをご用意しています。詳細はECサイト向けサービスをご覧ください。


Page 3 of 9012345102030...Last »
 


メールマガジンはこちらから
ブログを購読する
公式Twitter