今日は、情報の信頼度、情報の伝播と口コミの話。

シニア層の情報源への信頼度

情報源によって、情報の信頼度が変わるのは、誰も同じである。
例えば、「この人が言うなら間違いない」
「あの人はいつも同じ感じだから情報の信頼度は低い」等である。

多くのシニア層の情報源の信頼度合いを大きさで表すと 
公的機関(お役所)>仲いい家族・知人>テレビ・ラジオの番組内での紹介>>>>>
(超えられない壁)>知人>マスメディア・メディア>「大きい会社」>「その他の会社」

となる。

下位になればなるほど、信頼度は低いが、
情報への接触回数を増やすことで信頼を増やすことができる。

上位の情報は「出た瞬間に正しい」となる。
「お役所が言うのだから間違いないでしょ」
「仲の良いお友達が教えてくれたから間違いないでしょ」などと
あまり情報を精査せずに、
自分の行動の判断基準に組み込んでいく。

さらに、年齢が高くなるにつれて
情報源が減っていくので、どうしても一つの情報に対して
比重が大きくなる。

そして、
「私の仲の良いお友達がね、あれがいいと言ってたって」
と、強烈な口コミを巻き起こすのである。

伝播が伝播できてない!

しかし、シニア層における口コミ伝播の最大の難関は

聞き間違い・うろ覚え

である。

商品名、サービス名の適当な伝播の仕方は
高田純次さんもびっくりなほどである。

例えば、
「○○町の××とかいう・・・・うーん、名前ちょっと忘れちゃったけど、
そこのパン屋さんがすごくおいしくて、
お友達が買ってきてくれて、すっごいふわふわでびっくりした」

という情報において
根本の○○町の×× というところが間違っていることはよくある。

そして思い出せない。

思い出せないだけならいいが、
○△町だったり、店名が微妙に変わって伝播していくこともある。

そうすると、最初と最後は似もつかないものになっていることがある。

だからこそ、ネーミング、重要。

最近、シニア向けサービスのご相談をよくいただく。
サービスの内容や、伝え方、競合との兼ね合い
(既にあるサービスは○○のようなサービスとして受け入れやすい)
などを一緒に考え、アドバイスをする。

その中で結構重要なのは
サービスのネーミングである。

複雑な名前、覚えにくい名前は
折角口コミが起きても
まったく違う名前で伝播してしまうことがよくある。

何かに似た名前になると、混乱を引き起こし
印象が強い方に引っ張られてしまうことがある。

だから、できれば、間違えを引き起こさない言葉にするのがよい。
例えば、「聞きづらい音」「発音しにくい音」は間違いを誘発する。
少なくとも、その二つの音は避けた方がよい。

また、覚えやすい名前にしたほうがよい。
奇抜な名前は覚えられない。
難しい名前、然りなのである。

口コミはスーパー伝言ゲーム

ネットでの口コミは、文字に残るため、受けての印象は変われど
全てが、発信者からの直接の「口コミ」になる。

文字であるため、間違いも起きにくい。
誰かに伝えるときも、画面で伝えられる。

しかし、リアル「口コミ」は、伝言ゲームである。

一度、覚えたものを出力するときには
とても「間違ってしまう」ことは避けられない。

それも見込んだ上で、
シニア層と口コミについて考える必要があるのだ。

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