【家計調査2010】年齢による食費支出額の違い

■世帯全体の食費支出額
以下のグラフは、世帯主の年齢階級によってどのように食費の支出金額が変化するのかについてまとめたものである。

外食への支出額は40代世帯までは上昇を続けるが、それ以降は大きく低下する。その後70代以上の世帯では、伸びてきた野菜・海藻類や魚介類が外食への支出額を上回るようになる。

外食以外の項目は、世帯主年齢と共に支出額が上昇する項目が多い。あるいは40~60代のどこかを頂点とした緩やかな山型を描く。

また食費の合計金額(棒グラフ)は40代世帯までは大きく上昇していくが、それ以降しばらくは大きな変動はない。70代以上の世帯では合計金額は減少するが、それでも30代世帯よりも多くなっている。

■1人当たりの食費支出額
前のグラフは世帯全体の食費支出額についてであったため、各年代間での世帯の人数の違いを考慮していない。世帯人員は年代によって次のような違いがある。

そこでこの平均人員数(上図青線)を用いて、前のグラフを除算した結果が以下のグラフである。世帯の一人当たりの食費の支出金額を表しているといえるだろう。

まず外食への支出金額は60代まではどの年代でもそれほど変化していないことが分かる。一人一人は年齢によらず同じ程度の外食を続けていくということを示唆しているのかもしれない。

また、外食・肉類・酒類を除くと、どの項目も70代世帯まで上昇を続けていることが分かる。一人当たりの支出額は減っておらず、むしろ増えているのである。一人当たりの消費量は年齢とともに減っていくだろうから、単価が高いものを購入するようになるということなのだろう。

■データソース
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表