資産の利用について【平成22年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果】

資産の利用について【平成22年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果】

資産の利用に関しての意見
このデータは、高齢者が自身の保有する資産を将来的にどのように活用するかに関しての調査結果である。調査の対象者は60歳以上の男女である。

年齢階級別

年齢によって大きな差が見られた。60代では「子孫のために残す」「老後のために活用する」がどちらも45%程度で拮抗していた。しかしながら年齢の上昇とともに「子孫のために残す」が上昇し、反対に「老後のために活用する」は低下した。最終的には85歳以上では前者は75%、後者は15%ほどになっている。

都市規模別

都市規模によってもはっきりと意見に差が出た。

都市規模が大きいほど「子孫のために残す」と回答した割合は低く、「老後のために活用する」が高くなる傾向にあった。

大都市では「老後のために活用する」の方が「子孫のために残す」よりも10ポイント程度高かったが、その2つの比率は中都市以降では逆転している。
また小都市と町村はほとんど同じ回答結果で「子孫のために残す」が60%弱、「老後のために活用する」が30%となった。

都市規模が小さくなるほど、自分のためにお金を使う機会も場所も減り、また自分の子供や孫と住む世帯も多くなるためこのような結果になったのだろう。また、都市規模が小さいほど資産を土地や家屋などの固定資産として保有する割合が高い、ということも一因ではないだろうか。

家族形態別

夫婦二人世帯において「老後のために活用する」が最も高い。それに次いで単身世帯、本人と子の世帯となり、本人と子と孫の世帯は最も低かった。「子孫のために残す」はその逆順で、本人と子と孫の世帯において最も高くなった。

健康状態別

「子孫のために残す」が50%前後で安定しており、健康状態による違いはほとんどない。しかしながら「老後のために活用する」は健康状態が悪くなるにしたがって少しずつ低下している。

データ出典
平成22年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果