シニア世帯の通信・家電に関する支出【家計消費状況調査】

シニア世帯の通信・家電に関する支出【家計消費状況調査】

シニア世帯の通信・家電に関する支出

家計消費状況調査を用いて、世帯主が65歳以上の家庭について2004年から2010年までの1か月あたりの支出を項目ごとにまとめた。

通信・放送受信に関する支出
■65歳以上の世帯の支出

近年はシニア世帯でも携帯電話・PHSの使用料が伸びており、2006年を境に固定電話使用料を抜いた。
またインターネット接続料も緩やかに上昇を続けており、2010年には平均1000円/月に達した。毎月のインターネットの使用料金が4000円程度であると考えると、約4~5世帯に1世帯がインターネットプロバイダと契約をしていると推測される。

■年齢階級別の比較

どの世帯でも携帯電話・PHSの使用料が最も高い。世帯主が40~50代の場合が使用料が最も高いが、これは
・家族全員分の支出額を計上している
・携帯電話を使う年頃の子どもがいることが多い
ためであろう。また~24歳の世帯の多くが単身世帯であるにも関わらず月の支出額は約8000円とかなり高い。

携帯・PHS使用料は世帯主が50~54歳の場合がピークで、それより年代が上の世帯では急速に使用料が下がっている。インターネット接続料金も同様に50~54歳の世帯を境に減少傾向にある。固定電話使用料では、40代~70代以上の世帯でそれほど差はない。

家電に関する支出
■65歳以上の世帯の支出

テレビに関する費用は地デジ化の影響で近年大きく伸びている。しかしそれ以前の2004年ころからも順調に伸びていることには変わりがない。

支出額の変動が顕著なものとしては、エアコンも挙げられる。2010年のエアコンへの支出額近年多かったが、これは猛暑に加えてエコポイントにより買い替えが促進されたためである。今夏は震災による電力不足の影響でエアコンの購入買い控えも懸念される。

また冷蔵庫の購入額はここ2~3年で伸びており、パソコンの購入額は2009年にやや落ち込んだが2010年には持ち直している。

■年齢階級別の比較

どの項目も特徴的な動きをしている。
まずパソコンへの支出額は二つのピークがあり、一つは25~29歳の世帯、もう一つは50~54歳の世帯である。
パソコンへの支出が50~54歳以上の世帯で大きく減少するのに対して、テレビへの支出は50~54歳で毎月4500円に達し、その後ほぼ横ばいに推移している。これは50歳以上の世帯ではテレビに関しての消費行動(購入頻度や購入するテレビのモデルといったもの)が似通ってくることを示唆しているのではないか。

データ出典
家庭消費状況調査