平成19年老齢年金受給者実態調査 その2

老齢年金受給者実態調査結果シリーズ平成19年度老齢年金受給者実態調査の結果を、次の4つの場合に分けてまとめた。1.収入が公的年金のみの受給者2.収入が公的年金以外にもある受給者3.夫婦世帯の受給者4.単身世帯の受給者その2 収入が公的年金以外にもある受給者公的年金以外に収入がある場合、その収入額に応じて、年金の支給額が減額される(退職金の生かし方 安心年金獲得法が詳しい)。収入が公的年金以外にもある受給者の様子をまとめてみた。年齢階級別の結果公的年金以外にも収入がある人は調査結果では男性5,179人、女性6,194人となった。そのうち、厚生・共済年金あり・・・男性4,329人、女性3,323人厚生・共済年金なし・・・男性 849人、女性2,869人であった。男性の83%、女性の54%が厚生・共済年金ありという結果になった。男性はほとんどが厚生・共済年金受給者であり、全体のグラフと厚生・共済年金ありのグラフは似たような分布をしている。女性の方では、公的年金以外にも収入のある受給者の数(調査結果6,194人)は、収入が公的年金のみの受給者の場合(表10)(調査結果3,935人)よりも多かった。また、やはり男性に比べて年金額も低い値に固まりがちである。平均受給額の結果は以下のようになった。年齢が低いうちは受給額は主に二つのレベルに分けられる。男性全体と男性の厚生・共済ありの系列が150万円弱、それ以外が50万円程である。しかしこれも年代の増加とともに、厚生・共済年金の有無による差が広がっている様子が見える。収入が公的年金のみの受給者の場合(表10)と比較すると、・女性や、男性でも厚生・共済年金がない人など、公的年金の受給額が少ない人の場合、ふたつのグラフの挙動に目立った違いがない。・収入が公的年金のみの受給者と比べると、年齢が低いうちは受給額平均は低くなっている。しかし高齢になるに従って、受給額は同等になってくる。収入額階級別の結果男性は、年収額が400万円前後までは、年収額と年金受給額がだいたい一致する(斜めに赤いラインが走っている)。そしてやはり、厚生・共済ありの受給者の場合が、全体の場合とかなり似たグラフになっている。年収額=受給額のラインに多くの受給者が集中しているということは、収入があったとしても年金に比べると少なく、年金が主要な収入となっている人が多いということだろう。このライン上に乗るのは、全体で男性では2,500人ほどで、全体の48%に上った。女性全体は、年収額・年金受給額ともに低いところ(50~150万円の層)に相当数が集中している。厚生・共済ありのグラフと厚生・共済なしのグラフを比較すると、厚生・共済ありの方が広い範囲に分布し、厚生・共済なしの方が年収・年金ともに150万円未満に集中し、山をさらに急峻にしているような形になっている。この年収・年金額ともに150万円未満の範囲に位置するのは4,144人で、女性全体の66.9%を占めている。男性に比べて分布に大きな偏りはあるが、年収額と受給額が一致する斜めのラインが生じているのは確認できる。女性でこのラインに乗るのは全体で4,200人ほどであった。データソース:平成19年老齢年金受給者実態調査 Excel表11,16※用語・公的年金老齢年金