シニアビジネス成功のための10のポイント

シニアビジネスをするためには、シニア層がどのような事で喜ぶのか、反応するのかを知るのが一番早いでしょう。シニアビジネスを成功させるための必要な基本10のポイントです。

1.どう見えるようになるか、を提示する
シニア層にとって、真実の自分なんて必要ありません。この商品をもつ事で、私はどう思われるようになるだろうか、ということを強く感じています。そのため、シニアビジネスでは、かっこいい、スリムになる、かわいい、裕福に見える、などなど、解りやすい記号性を提示することが大切です。シニア層にありがちな一見若作りに見える格好も、実はその商品の若さという記号を取り込んでいるだけなのです。実際、9割の人が自分は他人よりも若く見えると思い込んでいます。その「真実」がどこにあるかを探すのは野暮というべきでしょう。

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2.自社商品・サービスの記号を理解する
上記の通り、シニア層は「自分がこれを持つことによってどう見られるか」を考えながらものを購入する傾向があります。となると、商品やサービスの提供者は、自社の商品の特性を理解し(これを因数分解と呼んでいます)どのようにシニア層にアプローチをしていくか、それを持つことでシニア層はどういう満足感を得られるかを理解する必要があります。全ての商品は記号性を持っているのです。

3.商品・サービスに恋愛感を演出する
団塊世代を中心とするアクティブシニア層は「恋愛をして結婚する」ことが半数になった世代です。「恋愛」に憧れ、合ハイ(合同ハイキング)でウキウキし、大人になってきました。前の世代よりも「恋愛が手軽で身近」である世代でもあります。シニア層になった今、その恋愛は従来のように手を取れる恋愛でなくても構わないと考えている人も多くなりました(特に女性)。ブラウン管やスクリーンを通した「プチ恋愛」「脳内恋愛」ができるようになったのも特徴的といえます。そんな、身近な恋愛感を演出するような商品を作ることが重要です。

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4.シニア層の「経験」を商品・サービス説明に取り入れる
シニア層は新しいものに出会ったとき、「今までであった何に似ているか」ということを考えます。何か新しいサービス、商品に出会ったとき、「今まで自分が経験したこと」からそれが何であるかを推測・想像します。それは逆に言うと、今までの経験からあまりに遠い商品には手を出しにくいということです。誰もが持っている最大公約数的な経験を広告や販促に活かすことにより、シニア層の想像力を喚起し、シニア層を動かすことができます。アナタの商品は「○○のようなものである」と、いえますか?

5.お得感を持たせる
シニア層はお得感が好きです。特に、○○限定と言う言葉に弱いのが特徴です。しかし、理由のない「お得」には手を出しません。「安くなるって書いてあったけど、どうせ良くないものを使ってるんでしょ」と疑り深くもあります。実はその商品を買うときにシニア層が決め手とするのは価格ではなく、あくまで「お得感」です。「高いけどお得だわ」「○○だからお得だわ」そのお得感を打ち出した商品が購入される傾向があります。

6.安心感を持たせる
大人になると失敗を恐れるようになりますね。商品を選ぶ際、ただ安いだけでは「失敗するかも」という不安感があります。なぜ安いのか、なぜ失敗しないのかも併せて説明してあげましょう。シニア層が高級志向だと言われるのは、「高いものは安心」という考え方があるからです。これを持っても、この商品を買っても「失敗しない」という安心感を持たせてあげることが重要です。

7.さりげなく自慢できるようにする
小さなことでもよいので、その商品・サービスを利用していることが「自慢」できる仕組みを作ってあげましょう。それを持っている特別感、利用していることによって他の人より優れていることを示してあげられますか?

8.言い訳ができるようにする
定年退職をするとモノを買うのに対し、様々な言い訳が必要となります。いえ、定年退職をする前からモノを買うのには色々な言い訳が必要となります。例えば、服を買うなら「今度なんかの会合があるし」サプリメントを買うなら「最近不健康だし。」あなたの商品、サービスは言い訳を引き起こす作りになっていますか?

9.恥ずかしさを排除する
シニア層は様々なところで「恥ずかしさ」を感じています。それは年を取ることであったり、時代についていけないことであったり、人それぞれ。しかも、そういうところをなかなか他人に気取らせません。この隠れた「恥ずかしさ」「コンプレックス」を癒せるような商品・サービスは非常に有効です。ある商品・サービスを利用することで、恥ずかしい思いをしなくてもよくなる、ということは、立派な購買行動の理由になり得るのです。

10.シニア層の言葉を丸呑みしない
シニア層に商品説明をする、あるいはアンケートをとる、等の場合によく聞く「いいんじゃない?」「これはこうした方が良い」「この場合はボクならこうするな」と言う言葉は、得てしてその場のノリで答えてしまうことが多いのが実情です。さらに、シニア層は製品やサービスについて知識があるわけではありません。しかし、知っているふりがうまいので、あなたに合わせて会話をしてくれます。知ったかぶりをしていないかどうか、きちんとこちらのしゃべっている意味が通じているかどうか。それらを踏まえたうえで、シニア層の言葉を参考にしましょう。あなたのシニアビジネスの発展を心よりお祈りしております