解らない、という恐怖(前編)

インターネットって、何が出来るかわからないのよね、と生徒さんが言う。
だって、何が出てくるかわからないじゃない。

解らないと言うのは恐怖だ。

今回デジカメアンケートを実施して、つくづく感じたのは「中高年の消費のキーワードは恐怖である」ということ。
わざわざこのページを見てくださった方に、どうして中高年の消費キーワードがスーパーネガティブワードなのかお伝えする事にしよう(このコラムは不定期更新!更新したらメールマガジンでお知らせしますから、ぜひご登録くださいね★)

デジタルデバイド、という言葉がある。
中高年のうち流行を最先端で行く人は少なく、ある程度市場に流通してから商品を試してみる人が多い。
本当はお金を持っているのにもかかわらず。
最初の1台目に手を出せないのだ。
もしくは、1台、ためしに買うが怖くて試せない。(買って満足してしまう)
パソカレッジにはWindows98を使っている人も意外と多いのだが、パソコンが話題になったときに購入し、箱を開けて、説明書を見た瞬間にパソコンより先にフリーズしてしまう。

だれでもできる!と書いてあるのに、パソコンの配線でとまってしまう人も多い。
配線を業者に頼んだとしてもその先、開けてから???の連続。
若ければ「とりあえずいじってみよう!」と思うのですが、年齢が高くなれば高くなるほど、今までの失敗経験が多いものですから「うーん、こわいな、失敗したくないな、○○したらどうしよう。」となってしまう。
すると先に進めなくなる。

下図はパソコンやインターネットを始めたときの生徒さんの心境だ。

真っ暗な中で、とりあえず行くべき場所は決まっているが全く道が見えない。

知らない土地に行って道を歩くとき、行きよりも帰りのほうが近く感じませんか?
行きはものすごく遠く感じたのに、帰りは「なんだ、駅からこんなに近かったんだ!」
別に迷ったわけじゃない、知らない場所、知らない道という「得体の知れない」怖さが、本来の情報以外のものまで察知してしまうので、通常よりも得る情報が多くなり、脳がパニック状態になってしまうのだ。

口の中に突然アンパンを詰め込まれたら目が白黒になってしまうように、だれしも、突然のことが起きたら目が白黒になってしまう。それと同じ。
足がすくむ。

「初心者でもできる!」と謳っている商品だから買ったのに「全然解らないよ!」となってしまう。
今回のアンケートでも「失敗が許される」というネガティブ要因を打ち消す項目に対してポイントが高かった。

「撮ったらすぐに確認できる」→失敗かどうか判断できる
「フィルム代を気にしないで済む」→失敗しても消せる
「店員に薦められたから購入した」→自分で選ぶより失敗が少ない
「機能がたくさんあってわかりにくい」→失敗しそうで怖い
「説明書が解らない」→使い方が不透明すぎて解らない

デジカメは一度買わせてしまえばいいのかもしれないが、ウェブではそうはいかない。(本当はデジカメだってそういうわけではないでしょうが)
また来ていただくには、「怖い」という気持ちを少しでも軽減させることが必要だ。

(2003年6月17日)