孫とシニア・シルバーの消費行動

シニアと孫 その1

おばあちゃん、オレオレ。
というオレオレ詐欺が社会問題になるほど横行しております。

「他の人には言わないで」と「孫」に言われてしまうと、孫可愛さに他の人に言わずお金を払ってしまう。 「確認すれば?」という客観的な意見は後の祭りでしかない。
それほどに、孫は可愛い。(らしい) 先日とある企業にシニアと孫について意見を求められた。

普段から「孫が可愛くて」という話を皆さんから聞いているが、それが本当なのか確かめようと早速シニア層に意見を聞いてみることに。

奥様の御意見を伺うと

  • 「うちのだんなは娘には厳しかったけど、孫には激甘」
  • 「孫が一番、孫が来るたびになにか買いたくなる」
  • 「孫が私に会うと喜ぶのよ」

という孫大好き意見

だんな様に聞くと

  • 「娘・息子の時は仕事が忙しくて子供の成長など見られなかったけど、孫が育っていくのを見るのは楽しい。子どもが育つって面白い」
    傾向的に孫を溺愛している方々は(あくまでも実感値です)
  • 孫が小学校低学年まで
  • たまにしか会えないと会ったときの甘さが通常以上
  • おじいちゃんの方がおばあちゃんに比べて孫に甘い

では孫に対してモノを買う、というのはどういうときなのでしょう? 孫に物を買う時にどのような消費行動を起すのでしょう?

第1に、孫にねだられて物を買う場合があります。
お菓子やおもちゃがねだられるものにあたります。 小額な物が多い。そして、回数が多い。遊びに行くたびに何か買ってあげるという方も。
「小遣いやるから「おじいちゃん大好きって言うんだよ!」と、解っていながら買ってしまう。ミツグ君に近いものを感じます。でも、「大好き」その一言で許せる、というか、嬉しいのです。

次に、イベントごとに大きな買い物がある。
イベントごとの商品は多少額が高い。

イベントごとの商品を買う際には
1)孫の意見
2)親の意見

が重視されます。

1)孫の意見 というのは、孫に何がほしい?と直接に聞く場合と「孫にコレをあげたら喜ぶだろう」という選択肢と「孫にこれをあげたい」という感情が働く。

例えば、孫にパソコンをあげる方は意外と多いが、「孫にパソコンをあげたらきっと喜ぶだろう」という推測が働く。
オトナが儀礼的ギフトをあげるときとも違う、恋人にあげるときに思考は少し近いものの、実際にあげる相手のことを100%理解している わけではなく、あげた後のことを考えながら商品を購入する。年齢が高くなると共に段々値段が高くなる。

2)親の意見 親、つまり自分の子供たちが「お母さんこれ買って」となる商品。
現実的なものが多く、大きなイベントごとのものが多い。(入学式、卒 業式等。かばんなど高額な必需品を求められる)
あまり考える余地がないのだが、いい物を買うと喜ばれるために、真剣に考えてしまう。孫の意見を重視した商品よりは、関与度が低い。
ランドセル、机、辞書などが入る。

他の消費傾向として

  • 孫との思い出作り商品(デジカメ、ビデオ、プラズマテレビ)
  • 自分の意思で孫に買う商品(パソコン、その他おもちゃ類)

パソコンなど「孫がほしがっているからあげちゃったの」という言葉をよく聞きます。 一般的にはアクティブシニアは自分志向で投資する、とありますが、晩婚化している今日で、55歳で孫がいる方が少ない!
所謂「アクティブシニア」は孫がいる人が少ないからこそ、投資をしないのです。というよりも、まだ自分に対してお金を使う層なのです。
これが65歳の初孫になると・・・・驚く事が多いです。 「イマドキの若者は!」と怒っている方々も、「イマドキの若者」にもうすぐ孫たちが含まれる事は実感していないんだろうなと思いつつ。。。

最近では孫に「おばあちゃん」と呼ばせない人も増えてきています。
「おばあちゃんと呼ばれるほど(実感の中で)年をとっていない」け ど、孫は可愛い。

アンケートには見えないコトバをしっかりと掴むべきですね。
シニアと孫との関係、年齢層をしっかりと見極めないと、大きな市場を掴み損ねる結果となります。アクティブシニアという言葉に踊らさ せる前に、一度じっくり現実を見直してはいかがでしょうか。

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年4月18日)