ワクワク感に投資する

「この間、新しい機械買っちゃったのよ。使えるかどうかわからないのにねぇ」

一番ウキウキする瞬間は、老若男女、みな新しい商品を買ったときだ。
そして、その機械を使っている自分を想像したとき。

それは、四苦八苦している姿ではなく、「使いこなしている姿。」

シニア・シルバー層は意外と英語やフランス語を習っている人が多い。
習い事が好きなのだ。

それは、「習う事」だけじゃなくて、その習い事を習得したときの「かっこいい自分」に憧れているゆえ、である。
シニア層は、自分が若いと思いながらも、実際に記憶力が落ちている事は非常に良く解っている。

「何度言われても解らないわよね」
「歳をとったら1度じゃ覚えられないんだから」
と、普段は自分の歳を認めていないにもかかわらず、学習分野に関しては年齢を認める。

「英語なんて、覚えられないわよ。でも、海外に行ったときに少しでも話せたらかっこいいじゃない?」
「パソコン、使いこなすまでは行かなくても、色々とメール交換したり、作ったりしたら楽しいじゃない?」
「携帯も良く解らないけど、写真とか送れるみたいじゃない?送れたら楽しいじゃない?」

旅行に行く。
そこで、何か新しい事に出会えるのじゃないかと期待する。

「何かできるんじゃないか」
「新しいもの・こと・人に出会えるんじゃないか」
「それを使っている自分ってかっこいいんじゃないか」

そういう、ワクワク感、期待感がシニアに消費を促す。

★シルバー向け商品の失敗談として語られる「安心だフォン」
実は、機能としてはあれで充分なのだ。
実際、すごく高価な携帯を持っていても、使っているのはかけている&受けているだけ。
でも、なぜ売れないのか。
「シンプルなのを求めています」
「かけるだけしか使わないのです」

そういう、シニア層の上の言葉を真に受けちゃいけませぬ。
難しい言葉で言うと、にーずとか、しーずとか、そういう問題になるのですが、結局「ワクワク感を持てない」のが最大の原因でしょう。

電話以上の機能が期待できない。
使うのは、通話だけですけど。

ここで突然ですが、結婚を考えてください。
別に、性格が悪かろうが、年収が低かろうが、顔が悪かろうが、別に結婚はできるわけです。
それでも、やっぱり性格はいい方がいいし、年収は高いほうがいいし、顔がいいほうがいい。一種の期待感ですね。

卑近な例で申し訳ないですが、商品を買うときも一緒です。
ワクワク感、期待感。そういう商品を求めているのです。
シニア・シルバーは機能ばかり求めているように言われておりますが、そんなことはないのです。みなさんと一緒、ワクワク感、期待感を求めているのです。ただ、ちょっと「使いこなせないかもしれない」という不安があるだけで。その不安感を取り除いてあげれば、購買がもっともっと積極的になるはずです!

シニア・シルバーにワウワクを!

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年6月17日)