ユーザビリティの限界

ユーザビリティ真っ盛り。そんな中に、限界を論じるのは自らの首を絞める行為なのかもしれない。

ユーザビリティ、非常に怪しい響きの刷る言葉だ。だって、プロが「ユーザビリティ」について論じているのがおかしい。初心者の気持ちにたたずに、初心者に愛すらないのに、そういうことを論じてる時点でおかしい。

ユーザビリティも大切だが、ユーザビリティ以前に、誰に見せたいのかきちんと把握してほしい。それがどういうターゲットなのかユーザビリティの研究をしている際にマーケティングの本を読み漁ったのだが私が以前卒業研究としてウェブマーケティングをやっていたころとカタカナが増えただけで全く進歩していない。

もっと基本を見よう。まず、ユーザビリティとは何か。使いやすさ。さぁ、それはだれにとって?誰にとって?

目の悪い人には、駅の黄色いラインは必要だが、車椅子の人にとって黄色いラインは邪魔なだけだ。誰にとってを見失えば、誰のものでもなくなってしまう。

デザイナーが数千万かけて作成したサイトが誰の目線で作りたいかで変わってくる。ただ商品を並べただけでは全くを持ってうまくいかない。何も伝わらない。

なにがそのサイトの売りなのか、それすら解らないのに商品を並べられても他のサイトに行ってしまうだけだ。例えば見た目のよさ、とウェブユーザビリティで簡単にくくることはできない。

ユーザーフレンドリーなサイトといわれても何を重視しているかによって全く変わってしまう。

高級感を出したいのか親しみやすさを出したいのか

それによって言葉も代わってくる

わたしたちが生徒さんを目の前にして色々な言葉でパソコンの使い方を教えるのだが、今のウェブはだれもが「わかっている」コトを前提に動かしているように見える。マーケティングの基本中の基本に、顧客価値の分析というのがあってその顧客が購入するときに何を重視するのかと言うものがある。

それを現在のウェブでは全く無視して「データベースはこのように構築します」など、あまりにも企業サイドに立った方式しか考えられていないのが大問題だ。ユニバーサル、という概念はありえない。

(2003年4月11日)