「シニア」はいない。

2004年3月4日、日経MJで大々的にアクティブシニア層を取り上げた記事が掲載された。
内容は非常に充実しており「なるほど!」というものが多かった。

皆様もご覧になりましたか?
「現在のシニア層は非常にアクティブである」これは本ウェブサイトでも常々言及していたことである。
日本でシニア層というと大体60歳以上の定年した方々を指す。

しかし、彼らは体力的にも元気である。
先日、60歳を過ぎた方と山登りの話で盛り上がった。
65歳の方が毎月山登りをしているという話をしていたときのこと。

「その年で山登りをするなんてすごいわね」とKさんが言った。
Kさんの年は62歳。
Kさんご自身も山登りやダンスととにかくアクティブなのだ。
「Kさんも元気ですよね」と言うと
「私は、若いと言われるのよ。でも、普通はそうじゃないんじゃない?(私は別として)60過ぎて山登りなんてすごいわよ」

彼女は決して自らを「シニア」と認識していない。
「もしかしたら、シニアと呼ばれる世代なのかもしれないけど」
すると、シニアという言葉は若者やマスコミが勝手に作っている虚像なのかもしれないと思えてくる。
実際、シニア層に「シニア層はいくつくらいの人?」と尋ねると、私たちがシニア層だと思っている55歳~65歳までの方は、確実に自分たちの年齢を避けて、65歳から72,3歳がシニア層それ以降がシルバーだと考えている。

つまり、私たちがまとまりとして捉えている「シニア」という人たちは、存在していないのだ。
彼らはシニアと呼ばれているだけで決してシニアではない。

しかし、実際問題、自分たちがシニアでないと思っていても、体力の面などは「認めたくない」がシニアになりつつある。
70歳を過ぎると「年をとって、、」と認められるようになる傾向が強いが、60代前半、中盤くらいまでは、体力の衰えを感じても「そんなこともあるわよ、嫌になっちゃうわよね」と現実を認めず、現実よりも楽しいことに目を向けがちである。

すると、下記の絵にある
グレーゾーンのネガティブな部分は数値には表れにくい。

一般的に、どうしても「以前のシニアイメージ」と「現在のシニアイメージ」のギャップにばかり注目してしまうが、
シニアと呼ばれる人たちの数値に出ない現実問題もきちんと捉えなくてはいけない。

シニアの実態はもっと奥が深いものだ。
仕事先でシニアの話になったとき、大抵の若者たちは「うちの母親はもしかしたらシニアと呼ばれる世代だと思うんだけど」言う。
いや、完全にシニアです・・・(笑)

「自分の親」「マスコミが言う」「シニアが思う」「現実の」シニア。それぞれ捉えられ方が違うシニア像。
シニア、という名前だけが一人歩きしている状況であるならば、
きちんと見極める力を必要とされています。

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年3月16日)